富士山

 高雄旅行記 2018年09/22-09/24 
(六合夜市編)

9/22(土)からの三連休を利用して台湾南西部の都市、高雄を訪れました。

はじめは夫婦二人旅の予定でしが、妻が体調不良で結局一人旅になりました。

ただ数か月前に取ったPEACHの格安チケットなので、当然返金無しです。(涙)

今年は格安航空会社に無駄な金を払い続けてる竹バイクです。(コタキナバル旅行記参照

フライトは元々10:55発の予定でしたが、前日になってPEACHから13:45に遅延するとメールで連絡がありました。

前日23時くらいまで梅田で呑んでいた竹バイクには睡眠時間を確保するにはちょうど良かったです。

出発当日、JR尼崎駅10:25発の関空行のバスに乗って、数週間前の台風21号で大打撃を受けた関西空港へ。

破壊された連絡橋などを横目に通り過ぎ、関西空港T2に11:40頃到着。

無人チェックイン機にバーコードとパスポートを当てたら3分でチェックイン完了。

何事もなく出国を済ませてしまい、約2時間暇になってしまいました。

T2の国際線エリアは初めてでしたが、免税店なんかもあり、想像していたより立派でした。

お腹も減ったので、フードコートでぼっかけ焼きそば\961を頂きました。

味は高速のサービスエリアと同じレベルですが、空港価格には涙が出ます。

ふと思ったのですが、ぼっかけ焼きそばって英語で何と訳すのでしょうか。

Fried noodle with simmered beef giblets and devil's tongue(煮込んだ牛の内臓と悪魔の舌を乗せた揚げた麺)

知らない人が見たら絶対に頼まないメニューですね。

こうして13:45頃にPEACH MM035に搭乗して、一路高雄に向かいました。

高雄までフライトはおおよそ3時間。

日本との時差が-1時間あるので、高雄空港には16時頃に到着しました。

入国審査や両替などに時間がかかり、空港の外に出たら既に17時前。

高雄空港は地下鉄の駅が併設されており、中心部へ15分ほどとアクセス良好です。

昔、台北で購入した交通系ICカード「Easy Card」が高雄でも使えるので、そういう点も便利です。

地下鉄のレッドラインとオレンジラインがクロスする美麗島駅で下車。

宿はオレンジラインの市議会駅が最寄なのですが美麗島駅で降りたのには理由があります。

実はこの駅は世界で2番目に美しい駅らしいのです。

改札階B1Fの天井にステンドグラスが並べられており、確かに美しかったです。

駅を出て西へ歩いて10分ほどで、今回の宿「Hotel Fun-Kaohsiung」に到着。

窓無しのシングルルームですが、2日で\7000くらいというのに惹かれました。

部屋に荷物を置いて、早速、高雄の街に繰り出してみました。

と言っても既に日が西へ傾いているのでそんな遠出は致しません。

まずはホテルを出て西へ歩き、愛河沿いを散策してみました。

川沿いに特別何かがあるわけではありませんが、遊覧船なども出ているようでした。

そんなことをしているうちに太陽は完全に地平線の向こうに沈んで夜がやってきました。

ただ夜を恐れる必要はなく、外食文化の台湾では夜になると逆に街が元気になるような気さえします。

愛河からホテルの方向に戻り、ホテルを通り過ぎたところにある六合観光夜市に向かいました。

観光客の多い夜市で混雑度合はそれほど高くないので、比較的歩き易かったです。

まずは食べながら歩ける胡椒餅50元(180円)を買ってみました。

結構、パン部分が分厚くて美味しいのですが、台北の饒河街夜市のものには劣るかな。

色んな露店があって目移りしてしまうのですが、一際人気の方記という店を見つけました。

とりあえず美味そうだったので水餃子10個&酸辣湯80元(290円)を注文。

先払いで代金を支払って席で待っているとおばちゃんが注文の品を持ってきてくれました。

酸っぱさを後から感じる具沢山の酸辣湯も美味でしたが、此処の水餃子が驚くぐらい美味しかったです。

分厚い皮の中に豚肉とニラの旨みが閉じ込められていて、何も付けなくても最高でした。

食後に喉が渇いたので目の前のセブンイレブンで台湾ビールを購入。

缶ビールを水のように飲み干して、ふらふら歩いていると牡蠣入りの揚げ饅頭40元(140円)を見つけたので購入。

おっちゃんに熱いから気を付けてとアドバイスされたにもかかわらずかぶりつきました。

案の定、口の中を火傷しました。(笑)

中には玉子、ニラ、牡蠣が入っていて、少し食べにくいので好き嫌いが分かれそうな感じですが私は好きです。

...というか竹バイクが嫌いな屋台飯ってあるのか。

こうしてお腹いっぱいになって、高雄初日をそれなりに満喫してホテルに戻りました。

シャワーも良好、ベッドもふわふわ、Wifiもサクサクで何不自由なく過ごせました。

ひとつだけ問題があるとすれば、TVの音が出なかったくらいです。

ミュートにもなっていないのに、ボリュームを上げても何も音が出ないので色々試しましたが無理でした。

まぁ、出たところで中国語が分かりませんから意味ないですけどね。

そんなこんなでシャワーを浴びて、近況をLineで妻に知らせてから深い眠りについたのでした。

 高雄旅行記 2018年09/22-09/24 
(高雄周遊編)

9/23(日)、高雄2日目。

この日は朝7時前に起床し、身支度を整えて朝食へ。

ホテルから徒歩5分ほどのところにある興隆居という肉まん(湯包)が有名な店に行きました。

到着すると既に大行列が出来ていて、左側の肉まんの列の並びました。

自分の番がやってきたらおばちゃんにイートインで1個とジェスチャーしたらお皿に入れてくれました。

その後、ニラ饅頭を自分で取って、会計のところで冷たい甘い豆乳をもらって合計50元。

価格破壊にもほどがある。

空いてる席に座って肉まんから頂いてみると、中に肉汁の湖が出来るほどジューシーでした。

ニラ饅頭はニラと香草がたっぷり入っており、食後の口の中が凄い臭いになりました。

朝食を食べ終え、一旦ホテルに戻って歯磨きをして口内をさっぱりさせてから観光スタートです。

晴天に恵まれたので、とりあえず徒歩20分ほどの高雄駅まで歩くことにしました。

ホテルを出て昨日の六合夜市の通りを歩きましたが、跡形もなく片付けられていて、昨晩の賑やかさが嘘のようでした。

高雄駅到着して日本統治下に建てられた旧駅舎を見に行きました。

今はもう役目を終えていますが、どこかの国のように破壊せずに残してくれています。

昔の駅舎の写真を撮って満足してから、今の台鉄の高雄駅に入り、8:32発の斗六行の準急に乗り込みました。

台鉄でもEasy Cardが使えるので、チケットを買う必要はありません。

斗六まで行くわけではなく、高雄駅の次の停車駅の左営駅で下車。

台鉄左営駅から向かうのは蓮池潭という場所にある龍虎塔というところです。

名前の通り龍と虎のオブジェがある塔です。

龍の口から入って虎の口から出るというもので塔に登ることも出来ます。

塔の上からは蓮池潭を一望するが出来て、龍虎塔以外にも色々あることが分かります。

塔を上り下りしていて気付いたのですが、太陽の日差しと極めて高い湿度で体から信じられないほどの汗が噴き出していました。

ほとんどの人はバスでやってくるので、彼らからしたら汗だくのヤバいおっさんにしか見えなかったと思います。

ここから蓮池潭を時計回りに歩いて、玄天上帝神像や孔子廟などを見て回りました。

孔子廟の中には知恵牛の像がありましたが、日本の天満宮にある牛と同じだと思われます。

ただ座っていないのが違いですかね。

孔子廟を北へ抜けると庶民の台所的な露店が現れ、少しだけ地元民の息遣いが感じられました。

こうして蓮池潭の北東にある新左営駅に到着。

この段階でグレーのポロシャツが汗染みで恥ずかしいレベルになっていました。

新左営駅の隣に地下鉄左営駅があるのでレッドラインに乗って南へ行き、美麗島駅でオレンジラインに乗り換え。

オレンジラインの西の終点である西子湾駅で降りて、哈瑪星と呼ばれるエリアを散策しました。

哈瑪星は日本統治下に栄えたエリアだそうです。

どうでも良い情報ですが、恥ずかし過ぎるので地下鉄のプラットホームでポロシャツは脱ぎました。

西子湾駅からさらに西へ歩くと、打狗と呼ばれる看板が現れました。

打狗は高雄の古称でTAKAOと読みますが、日本統治下でこの名前が野蛮だということで同じ音の高雄にしたらしいです。

高雄は中国語読みでKaohsiungなので今はそちらが残っているということです。

小高い丘の上に昔の英国領事館などが残っており、観光客が多く訪れていました。

丘に登る遊歩道もなかなかおしゃれでインスタ映えする感じでした。

ただ日差しを遮る物は何も無いので、汗がさらに噴き出してきました。

こうして丘の反対側に降り、沢山の太公望が海に向かって糸を垂らす景色を見ながら戻りました。

戻る途中、フェリーターミナルを過ぎた辺りでかき氷店を発見。

暑すぎて我慢できずに本能の赴くまま店に入りました。

創業70年垂れ幕がかかる福泉布丁豆花でマンゴーがたっぷり乗ったかき氷60元(220円)を頂きました。

冗談抜きでこのかき氷を食べなかったら死んでましたね。

こんなに体に染み込んでいくかき氷は初めてでした。

こうして体力を回復してから、東へ歩を進め、次の目的地である駁二芸術特区へ。

このエリアは元々高雄港駅であり、LRTなども走っている新しい高雄の観光エリアのようでした。

現代アートの作品などの展示や昔の倉庫群を利用した店舗などが軒を連ねています。

HDR用の写真とかを撮っていたらいつのまにか時間が過ぎ、時計の針は12時を回っていました。

そこで塩埕エリアに移動し、交差点にある鴨肉珍という店に行きました。

鴨肉というのはアヒル肉のことです。

常に行列が出来る人気店なので、行列に並んで自分の番が来たら、適当にダックライスとか言ってみたら何とか通じました。

鴨肉飯、内臓スープ、空心菜の炒め物で合計135元(490円)です。

鴨肉飯と空心菜は文句なしに美味いですが、内臓スープは癖が強いので好き嫌いが分かれます。

最初はスープを美味しく頂いていましたが、私ですらこれだけレバーが連続すると段々と気持ち悪くなってきました。

何たってこのスープを漢字名は「下水湯」ですから。(笑)

食後にコンビニでポカリを買って、口の中をリフレッシュさせる必要があるくらいでした。

昼飯後、塩埕エリアを少し散策してから一旦ホテルに戻りました。

朝から歩きっぱなしだったので、部屋で少し休もうと思ったのですが人生は思い通りにいかないものです。

13時半なのにまだベッドメーキングされていない...。

ベッドメーキングのおばちゃんがいつ来てもおかしくない状態だったので気分が落ち着きません。

竹バイクは人見知りなので...。

仕方なく、少し休憩を取って14時頃に再び出発。

今度はホテルから南へ歩いて、中央公園に入りました。

大きな公園で市民の憩いの場といったところでしょうか。

中央公園から南東には新堀江というエリアがあり、高雄の竹下通りと呼ばれているそうです。

私は東京の竹下通りを知らないので何とも言えませんが...。

若者向けのファッションの店が多かったですが、巨大看板に私は眼を奪われました。

太ももの部分が開いているところに異常に萌えます。

変態竹バイクが興奮した話ははこれくらいにして、さらに南に行くとデパートが立ち並ぶエリアに出ました。

三越にそごうと日本の百貨店が並び、店の中も日本と変わらないです。

そこから三多商圏駅を越えて東へ行くと高雄で一番高い高雄85ビルがあります。

この建物には展望台があるのでとりあえず入ってみましたが展望台への行き方が分かりません。

12Fのインフォメーションらしきところでおじさんに聞いたら英語が通じない...。

そこでジェスチャーで人差し指で上を示したらおじさんが言いました。

テンボウダイ?

日本語通じるんかい!!

とりあえず1Fに降りて、ホテルに入ったら展望台行のエレベータがあると教えてくれました。

ホテルに行ってみるとお姉さんが展望台へのチケット売り場まで案内してくれました。

料金は大人250元...。(900円)

\1000円以下なのにぼったくりに思えてくるのは何故でしょうか。

三菱電機の和製のエレベータで一気に75Fまで行ってから74Fの展望フロアへ。

天候のせいか排気ガスのせいか分かりませんが、遠くの方が霞んでいて景色は少し残念でした。

お金と時間が余ったら行ってみてもいいかなくらいの場所ですね。

このエリアの観光を終えたら16時を過ぎていたので、三多商圏駅からホテルに再び戻りました。

今度はちゃんとベッドメーキングがされていたのでシャワーを浴びて休憩。

汗でドロドロの身体を洗い流し、ようやくすっきりすることが出来ました。

そこから18時頃まで横になって休んでから晩御飯を食べに地下鉄で巨蛋駅へ。

昨晩は観光客が多い六合夜市でしたが、この日は地元客が多い瑞豊夜市に行きました。

通りが細く入り組んでいてなかなか前に進まないレベルの混み具合。

この夜市は食料品だけでなく、衣料品コーナーやゲームコーナーが充実しています。

とりあえず適当に目に入った池王という店でで小籠湯包60元と牡蠣オムレツ60元を注文。

小籠湯包は皮の中から肉汁があふれ出してきて最高でした。

ただ牡蠣オムレツは台北の寧夏夜市の方が美味しかったような気がします。

その後、行列が出来ているフライドチキン屋さん天使鶏排を発見。

少辛75元を注文してみたらバカでかい熱々チキンが出てきました。

チキン自体は甘く味付けしてあるのですが、外に辛い粉を塗すので食べていると唇が痛くなります。

個人的にはここのチキンよりファミチキの方が100倍美味いと思います。

ぶらぶらしているうちに雨が降り出したので退散することにしました。

それでも1時間半くらいは夜市を堪能出来たので思い残すことはありません。

地下鉄に乗ってホテルに戻り、旅行記の下書きをして眠りについたのでした。

 高雄旅行記 2018年09/22-09/24 
(帰国編)

9/24(月)、高雄でやるべきことは前日までにやり尽くしたので、この日はノープラン。

ゆっくり8時半に起床して、とりあえず最低限の身支度を整えて朝食。

昨日訪れた興隆居のお隣にある豆乳屋さん「果貿来来豆漿」へ行ってみました。

お皿にパンっぽいものを適当に取って、最後におばちゃんに飲み物を伝えて会計する仕組みです。

案の定、英語も何も通じないので気合いで乗り切りました。

本当は冷たい豆乳が欲しかったのですが、ぬるい豆乳が出てきました。

2種類のパンを取ったのですが、ひとつは日本でもあるような甘いゴマペーストが入ったパン。

もうひとつはパンの間に揚げたパン(焼餅油條)を挟んだものでした。

関西人もびっくりの炭水化物+炭水化物の組み合わせです。

パンにパンを挟んでいますが、味が付いているわけではないので何が美味いのか謎です。

選択を間違えたと後悔しながら食べていると、手元からカメラが落ち、慌てて拾いあげようとしたときハプニングが起こりました。

誤ってトレイを叩き落として、豆乳が床にバッシャーン。

ただ地面に落ちた豆乳の容器を拾い上げると半分くらい残っていました。

もったいないので蓋を外して飲んでやりましたよ。

お腹が痛くならないことを祈るだけです。

朝食を食べ終えてホテルに戻ってもすることが無いので寝てました。

三連休を全力で活動したら翌日から仕事出来なくなりますからね。

ただ暇過ぎて10時半頃に再び外出して、美麗島駅近くにある大圓環鶏肉飯という店に行ってみました。

高雄最後の食事として鶏肉飯と蛤のスープを想像しながら、期待に胸膨らませて店に到着。

9月24日公休...。

そんなにお腹減ってなかったし...と自分に言い訳して踵を返しました。

その後、近くにあるお土産屋さん六合廣軒へ入りました。

月曜の朝に客などいないので私が入ったらおばちゃんが日本語でずっと土産の説明をしてくれました。

試食だけでお腹いっぱいになるくらい説明されました。

定番のパイナップルケーキは面白みが無いので桜エビ&アーモンドなんかを購入してみました。

こうしてホテルに帰ってボーッとしていたらフロントからTELが鳴ってチェックアウト時間が近づいているとのこと。

急かされるように荷物をまとめ、チェックアウトをして市議会駅から地下鉄で高雄空港へ移動しました。

高雄空港に11:45に到着して、PEACHのチェックインカウンターで無事チェックインを済ませ出国。

出国も人が審査するのではなく、機械にパスポートを翳して指を当てれば完了です。

新しいものを取り入れようとする台湾人の心意気が良いですよね。

空港の中もきれいかつコンパクトで使い易い空港だと思いました。

こうして14時発のPEACH MM036に搭乗して、関空に18時前に到着して無事今回の高雄旅行を無事に終えたのでした。

総合的な感想としては、やっぱり台湾は物価が安くて人が親切なので居心地が良い国です。

ただ何語が通じるのか分からないのがちょっと大変ですけどね。

英語が通じないことは分かっているのに日本語で押し切る勇気は無い竹バイクでした。

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