富士山

 剣山旅行記 2017年06/02-06/03 
(うどん編)

6/2(金)、世間は平日でしたが、我々夫婦は朝からレンタカーで旅に出ました。

今回の旅の主たる目的は四国で二番目に高い山である剣山に登ることです。

山に登るだけでは物足らないので、1日目に香川でうどんツアーをして2日目に山に登ります。

軽自動車で伊丹を8時に出発し、宝塚ICから中国道を西にひた走り、一旦岡山の吉備SAで休憩。

岡山と言えば桃太郎というこでSAに桃太郎の像がありました。

桃ちゃんのカッコ良さを98%程度取り除いた感じです。

イモっぽい桃太郎とはお別れして、瀬戸大橋を渡り四国に上陸。

高松自動車道府中湖PAのスマートICで高速を降りて、近くにあるうどん店「たむら」へ。

たむらのうどんは土産としても売っているくらい有名ですが、店の外観はうどん店かどうかも分かりません。

入口がどことも書いてないですが、とりあえず厨房でおっちゃんに注文方法を聞きました。

「大か小か言ってや。温めたかったら自分で茹でて。出汁はそこにあるから入れて。精算は最後。」とのこと。

簡潔かつ的確な指示に従い、うどん小を注文してぬくい出汁をかけて刻んだネギを入れて頂くことにしました。

食べてみると麺は太いのですが、それ以上にコシがあって1軒目からTHE讃岐うどんです。

この美味さで\200って価格破壊すぎるやろ。

お椀をおっちゃんに返して御代を払って、いざ次の目的地へ。

次に目指すはうどん好きで知らない者はいない坂出の「がもう」です。

坂出の長閑な田んぼの脇にポツンと巨大駐車場が現れたら、それががもうです。

ただ分かりにくいので、田んぼのあぜ道迷路の中を2周ほどしました。(笑)

到着してみると、平日の昼前でしたが既に十数人が店の前に列を成していました。

ただ人気店だけあって客を捌くシステムが確立していて、それほど待たずに入店出来ました。

店内に入ると動線がはっきりしており、まずうどん大or小、熱or冷を注文してうどんの入ったお椀を貰います。

その後、トッピングを選ぶとともに御代を払います。

最後に、ネギなどの薬味と出汁などをかけて、後は店の周りならどこで食べても自由です。

ということで冷たいうどんに冷たい出汁をかけて、ちくわの天ぷらを乗せて外のベンチで頂きました。

ここのうどんもかなりのコシですが、たむらに比べればまだ弱いです。

人気の理由はコシだけでなく、おそらくイリコの旨みが存分に出た出汁の美味しさだと思います。

出汁をケチると嫌味が出てしまうのですが、ここの出汁は全くそれが無いんです。

美味しくうどんを食べ終えて、うどんツアーはここで一旦中断です。

腹ごなしに坂出市と高松市の市境に位置する五色台をドライブします。

まずは大崎の鼻と呼ばれる場所からスタートです。

ここから車で山を登るのですが、展望台に立ち寄ったりしながらゆっくり移動しました。

五色台ビジターセンター周辺からは、讃岐平野を一望することも出来ます。

センターの入口にトトロも出迎えてくれます。

ただこのトトロは遠くから見ている分には良かったのですが、近寄ってみると想定外のものでした。

松ぼっくりの化け物...。

こうして五色台観光を終えて、うどんツアー再開です。

次に向かったのは、丸亀市の純手打ちうどんよしやです。

このお店は準セルフで、お盆を持って店の人にうどんを注文すると調理して出してくれます。

ここでは讃岐もち豚の肉うどんを頂くことにしました。

讃岐もち豚はそれなりに獣の香りがするインパクトの強い肉でなかなか特徴的でした。

温かいうどんだったせいかコシは讃岐うどんの中では弱めに感じました。

よしやのうどんを完食して、次に向かった「はゆか」。

本日の営業は終了しました。

やっぱり讃岐うどんは麺が無くなり次第終わってしまうので、早めに行かないとダメですね。

気分を切り替えて次に長田うどんに行ってみました。

本日の営業は終了しました。(デジャブ)

もう15時半なので営業している讃岐うどん店は限られてきます。

もう一度失敗するのは辛いので、比較的遅くまで営業していそうな宮川製麺所へ電話。

店はまだやっているとのことで、ちょっと遠いですが30分くらいかけて移動しました。

宮川製麺所は善通寺市の善通寺の近くにあるうどん店です。

名前の通り製麺所なのですが、イートインスペースが完備されています。

16時頃に到着しましたが、ちゃんと営業してくれていました。

店に入るといきなり厨房で非讃岐人の竹バイクは挙動不審になりましたが、お姉さんが優しく教えてくれました。

厨房に入った客は自分で鉢を取って、自分でうどんを取って、自分で調理します。

Perfect SANUKI self-style!!

製麺所なので麺を味わうために冷たい麺のまま濃い目の出汁をぶっかけてネギとゆで卵の天ぷらを乗せて頂きました。

製麺所だけあって、この日の4軒のうちで麺は一番美味しいと感じました。

美味いので4軒目でもペロッと食べてしまいました。

こうして腹の中がうどんで満たされたので、腹ごなし第2弾として善通寺周辺を散策。

善通寺は四国八十八ヵ所75番札所の由緒あるお寺です。

境内には五重塔などもあり、市の名前になるくらいですからシンボル的存在なのでしょう。

建造物以上に境内にある楠が大き過ぎて私はびっくりしてしまいました。

善通寺を堪能して車に戻り、この日の宿のある徳島県へ移動します。

R193を延々と走っていると疲れが溜まってきて、宿にそのまま行くと寝る気がしたので先に夕食を摂ることにしました。

吉野川を越えてR192を東へ進み、阿波山川駅近くにあるらーめん福福へ。

麺類は終わることを知りません。

店自体は住宅街にある地元のラーメン屋という感じでした。

ただここのラーメンが豚骨&鶏ガラのスープなのに濃過ぎず旨みが出ていてマジで美味しかったです。

期待せずに行くと想像以上に美味しさにびっくりさせられるってやつです。

うどんが入っている腹にさらにラーメンが入ったはずなのに全然余裕で食べてしまいました。

腹を再び麺類で埋め尽くし、車で徳島自動車道阿波PAの近くにある土柱ランド温泉へ。

意味不明な名前に聞こえるかもしれませんが、ホテルの裏に世界三大土柱があるんです。

ロッキーとチロルに並ぶ世界三大土柱のひとつである阿波の土柱ですよ。

...まず土柱って何やねん。

そうやってツッコまれるのは分かっているので、実物の写真を見てもらいましょう。

夜はライトアップされているというので行って写真を撮ってきました。

私のカメラの性能上、白い光も緑色に見えてしまいますが、これが土柱です。

無料で見れるので徳島を訪れた際には是非行ってみてください。

土柱はこれくらいにして、疲れた体を癒しにホテルの大浴場へ。

ここの大浴場は温泉でラドン泉です。

土柱ランドでラドン泉ってややこしいですね。

風呂で温まって部屋に戻って、鍵をふと見て気付いたことがあります。

「土桂」ってなってるやん。

しばしば海外で見られる日本語の間違いですが、本土にもありました。

土を主張し過ぎて「土桂ランド」って土3つになってますからね。

明日の登山に備えて早く就寝しようと思ったのですが、ここで問題がありました。

徳島は関西の民放がそのまま入るということです。

つまり金曜の夜は探偵ナイトスクープを見ないといけないじゃないですか。

こうして0時過ぎまでテレビを見てから寝たのでした。

 剣山旅行記 2017年06/02-06/03 
(登山編)

6/3(土)、朝6時半に起床し、私は一人で朝から再び土柱を見に行きました。

昨日は下からしか見ませんでしたが、実は土柱は上からも見えるんです。

周回コースが設定されていて、それに従って歩くと10分ほどで頂上に到達します。

頂上から南側を見た眺めはこんな感じです。

遠くを見るのは問題ないのですが、下を見るのはマジで怖いです。

何たって落下防止用の安全柵など無いですから。

朝からスリルを味わってから、部屋で朝食のパンを食べて出発です。

剣山へはR192を西へ走り、R438をひたすら南に走ります。

特に写真などは無いですが、R438の剣山へ向かう道はかなり細い場所が多いです。

山深いところにも集落があるので、特にそこの幅員が狭く、神経をすり減らします。

頂上に近づくとヘアピンカーブの連続でこれはこれで大変です。

こうして何とか出発から2時間程度で剣山の見ノ越駐車場に到着。

登山用装備を整え、不要な物を車に残していざ登山開始。

まずは駐車場近くの神社の階段を上ります。

階段の時点で結構辛いです。(笑)

登山口には頂上まで4000mの標識があります。

このあたりの標高が1500mくらいで頂上が2000m弱なので標高差は500m。

体力の無い方はロープウェイもあるので途中の西島駅までそれで行けたりもします。

登山口からしばらくは木々の間から太陽の光が漏れる山の中を歩きます。

途中でロープウェイの下を通ったりもします。

山の中に鶯が鳴く声が響き渡り、何度も立ち止まって探してしまいます。

しばらく歩くと、高い木は少なくなって、クマザサの間を歩くようになります。

こうして45分ほどかけてロープウェイの西島駅に到着。

ここから頂上へも登る道が何本かありますが、大険道コースを選択。

名前は厳ついですが、それほど大変ではないので、体力があれば初心者でも簡単です。

コースの途中には大剣神社が現れます。

後ろに見える岩がカッコいいです。

この時点では景色が良いので歩いていてもあまり疲れませんでした。

こうして登山開始から1時間半ほどで1955mの剣山の頂上に到着です。

一等三角点も良いですが、向こうに見える次郎笈が何とも美しいです。

とりあえず頂上で持参したチョコパンなどを食べて昼食にしました。

ちょっと休憩しようと思ったのですが想像以上に風が強く落ち着きません。

ということで向こうに見える次郎笈へ行くことにしました。

見えるのですがこれがなかなか遠いんです。

まずは石ころだらけの下り道を気を付けて歩いて、再び急な斜面を上る感じです。

体は辛いですが、目に映る景色は美しいです。

剣山の頂上から次郎笈の頂上まで1時間かかりました。

次郎笈の頂上から見た剣山はこんな感じです。

標高で25mしか違わないのにかなり疲れます。

こっちは風が強くないのでここでゆっくりしようと思ったらここでもハプニング。

ハエが大量に飛んでいて落ち着かないです。

来たからには戻らないとイケないので再び1時間かけて剣山頂上に戻りました。

途中から息が上がってゼエゼエ言いながら登ってました。

何とか登り切ってここからようやく下山です。

往路でも通った神社の横に御神水90mとの文字がありました。

せっかく来たから行ってみようと思って妻を神社に残して一人で行ったのですがこれが大変。

90mかもしれませんが、上下がハンパないです。

こうして何とか水がある場所に到着。

ポカリスウェットを飲み干して代わりに神の水を入れて飲んでみました。

うわぁー、体に力が漲ってくるーーー!

ってことがあったらええなぁ...。

再び90mの道を神社まで戻るのが一番大変で死にそうでした。

何とか水を得るクエストをコンプリートしてここからはただ下るだけ。

登山って登りが楽しくて下りは流れ作業的になるのは私だけ?

途中から愚痴を言う元気も無くなって15時頃にようやく駐車場まで戻ってきました。

登山の後は、温泉と決まっているので、少し休憩してから車でR438を下り、途中の剣山綿麻温泉へ。

アルカリ性のヌルヌルした泉質で温泉に入ったと感じさせてくれるお風呂でした。

温泉を堪能したので、山で使ったエネルギを回復させる飯を香川の丸亀に求めて走ります。。

丸亀の名物と言って分かった方もいるかもしれませんが、一鶴の骨付鶏です。

R438を北上して香川に入り、丸亀市の土器川沿いにある一鶴土器川店へ。(この日はR438ばっかし)

親とひなを1本ずつ注文して、いざ回復です。

骨付鶏はニンニク風味の濃い味のモモ肉を丸ごと食べられるので、体力を使い果たしたときにはぴったりです。

私は一鶴のことを香川のKFCだと思ってます。

こうして鶏エネルギをチャージして、坂出北ICから瀬戸大橋を通って、ゆっくり伊丹へ帰ったのでした。

PVアクセスランキング にほんブログ村

竹バイク四六時中 since 2001-09-08 / Copyright 2001- TAKEBIKE. All Rights Reserved.