富士山

 宮城・山形旅行記
 2017年11/24-11/25 (山形編)

11/24(金)、伊丹の自宅を朝5時前に出発し、関西空港第2ターミナルに6時半頃到着。

今回の目的地は宮城&山形です。

関空7:25発のPeach MM131に乗って1時間で青空の仙台空港に到着。

仙台空港に到着して日産レンタカーでマーチを借りていざ出発。

仙台空港周辺は6年経っても震災の傷跡が残っており、工事車両が沢山いました。

最寄りのガソリンスタンドは5km先というのが心にずしりと来ました。

震災のことはさておき、まずは仙台市街から国道48号線を西に走ることにしました。

平日の朝ということで仙台市街で渋滞に巻き込まれるとともに、空からは大粒の雨が降ってきました。

冬の東北の天気は変わり易いのでその辺りはある程度覚悟してましたが...。

雨が降っても計画は変えず、最初の目的地は定義山西方寺です。

定義山は仙台市街の北西25kmにある山で、標高が上がるにつれて雨だったものが雪へと変わっていきました。

山の中ですが西方寺は年間100万人の観光客が訪れる観光地です。

雪の降る中、最初に訪れたのはお寺ではなく定義とうふ店。

朝飯をちゃんと食べていなかったので、ここで名物の三角あぶらげと温かい豆乳を頂きました。

熱々のあぶらげにニンニク唐辛子と醤油をかけて食べるとこれが美味いんです。

小腹を満たしてから西方寺に行ってみるとまずは立派な門が現れました。

門を抜けたところにある平貞能公御廟の中は観光名所だけあって想像以上に輝いていました。

この後、本堂や五重塔も訪れましたが、雪は段々と強くなって写真も雪しか撮れていません。

さらに雪が勢いを増してきたので、逃げるように車に乗り込みました。

ここで一旦宮城県とはお別れして山形県に向かいました。

作並温泉を過ぎると路面は雪に覆われ、関山峠を越えるとそこは山形県。

車が止まった隙を見計らって写真を撮ったらこんな感じでした。

無事に雪道を通り抜けて山形県最初の目的地は天童市です。

道の駅天童温泉に車を停めて観光開始です。

まずは道の駅の中に足湯「駒の湯」を発見。

この「駒」というのは天童の工芸品の将棋の駒のことです。

この街は将棋推しなので、いたるところに将棋の駒があります。

ホテルも駐車場も市役所の前の橋まで将棋の駒です。

時計を見ると12時を指していたので、天童の有名店「水車生そば」で昼食にしました。

そば屋さんなのでそばも美味しいみたいですが、有名なのは元々賄い料理だった鳥中華です。

和風スープに入ったラーメンに鶏肉をトッピングしている一品です。

元祖鳥中華を銘打っていますが、鳥中華自体は山形県の色んな所で食べられます。

どこにでもある「元祖」、「初代」問題ってやつですかね。

こうしてお腹を満たしてから駐車場に戻り、近くの丘の上にある天童公園に行きました。

ここにも大きな石の将棋の駒があります。

ただここに到着すると晴れ間が広がってきて、丘の上から美しい天童の街が一望出来ました。

晴れを全く期待していなかったので予想外の出来事に思わず心が躍りました。

天童市街地を楽しんだ後は、7kmほど離れたところにある「ゆぴあ」という温泉施設へ。

ここには山形県有数の大きさを誇る露天風呂があります。

透き通った黄緑色の珍しいお湯をゆっくり楽しんでいたら時刻は14時半。

私の計画から30分遅れなので急いで、次の目的地である銀山温泉を目指します。

尾花沢方面に走ると段々と雪が強くなってきて、銀山温泉に着く頃にはもうあたり一面雪景色。

ただ雪の銀山温泉を期待していたので計画通りなんですけどね。

銀山温泉は世界的に人気のようでアジア系の観光客も多く訪れていました。

日帰り観光の客は600mほど離れた駐車場に車を停めないといけないのでちょっと不便です。

ただ雪の中を苦労して歩くだけの価値があるものがそこにはありました。

川の両端に旅館が並ぶノスタルジックな雰囲気がたまりません。

千と千尋の神隠しのモデルになったと言われる宿もあります。

千と千尋の湯屋のモデルはあちこちにありますけどね。

旅館街の奥には銀山公園があり、ここには大きな滝もあります。

こんな雪が降る中で滝まで見に行く変わり者は竹バイクくらいでしたけどね。

雪道を歩いて疲れたので、はいからさんのカリーパンでちょっと休憩。

名物のカレーパンとコーヒーのセットを頂きました。

冷えた体にスパイシーなカレーとホットなコーヒーが染み込みました。

時刻は16時半ですが北国の日没は早くもうあたりは暗くなってきました。

真っ暗な銀山温泉から帰る自信が無かったので完全に日が沈む前に退散しました。

しかしそこでハプニング発生。

深い雪に足を捕られて足がベチャベチャ...。

足が濡れてから気付いたことがあります。

温泉に来たのに温泉に入ってません。(笑)

足湯に手を浸けたから入ったということにしておきます。

こうして銀山温泉を離れて宿がある新庄方面に車を進めます。

さらに雪が強くなり、ちょっとヤバいと感じるくらいになってきました。

スタッドレスを履いてはいるもののスリップしてしまうベチャ雪の恐怖に打ち勝ちながら走りました。

17時半頃、新庄に到着して、少し早めの夕食を新旬屋麺 新庄本店で頂きました。

またラーメン屋かと思うかもしれませんが、山形のグルメを探したらラーメンとそばしかないんですもの...。

ここでも鳥中華を頂きましたが、ここのは鶏を極限まで使ったものです。

同じ鳥中華でもここまで違うのかと思うくらい違うので面白かったです。

こうして一日の計画を終えて、この日の宿がある瀬見温泉ゆめみの宿観松館へ向かいました。

さらに山に入っていくのでもう道が雪で覆われているのはデフォです。

何とか宿に到着してほっと一安心。

格安ホテルしか泊まらない竹バイクには珍しくちゃんとした温泉旅館です。

普通のホテルのような部屋があるのでお安く温泉旅館が楽しめるというカラクリです。

ただこの部屋で出会った注意書きに驚かされることになるのです。

カメ虫の嫌われっぷりが半端ない...。

部屋は普通のホテルでも風呂は一緒なので、竹バイクにはそれで十分。

平日で宿泊客も少ないせいか雪見露天風呂を独占出来ました。

こうして部屋に戻ってチューハイを飲みながら金曜ロードショーの三丁目の夕日64を見て眠りにつきました。

 宮城・山形旅行記
 2017年11/24-11/25 (宮城編)

11/25(土)、朝7時に起床して窓の外を見ると雪はまだ降り続いていました。

雪を止ませることは出来ないので、とりあえず朝食にしました。

バイキング形式だったので玉コンニャクや唐辛子の入った納豆など地元食材を鱈腹頂きました。

その後、降る雪を眺めながらゆっくり朝風呂に入りました。

昨日に引き続きほとんど誰も風呂に来ないので貸切状態でした。

雪を見るとベチャ雪で昨夜より積雪は減っていたので少し安心しました。

こうして9時前ににホテルをチェックアウトして駐車場に向かいました。

レンタカーは見事に雪に覆われていましたが、近くにいた旅館の方がきれいに雪下ろしをしてくれました。

日頃の行いが良いからですね。(笑)

こうして知名度の高い温泉が多くある国道47号線を東に走りました。

ただ瀬見温泉を出て、最上温泉、赤倉温泉、中山平温泉、鳴子温泉と次々に温泉が目に飛び込んできました。

鳴子温泉まで来ると道路の雪は完全になくなっており、そこからもう少し走ると雪は消えてなくなりました。

1時間ほど車を走らせたので道の駅で休憩することにしました。

あ・ら・伊達な道の駅...。

この名前の最終決定を下した人に敬意を表します。

ここでお土産を購入して、今度は車を南東方向に走らせ塩釜市の魚市場に向かいます。

塩釜水産物仲卸市場に到着したのは11時半。

お腹の中にコメ成分を昨日は入れなかったので、まずは海鮮丼を食べに市場前の食事処伸光へ行きました。

この店は有名人が訪れたり、テレビ取材を受けたりしている有名店みたいですが入った時点では客は私一人でした。

海鮮丼を注文したら18種類の具が入った豪華なものが出てきました。

おっちゃんもおばちゃんも気さくに話してくれて、食べ方とかも丁寧に教えてくれました。

こうしてお腹を満たしてから市場の中に入ってみることにしました。

かなり規模の大きな市場で皆さん海産物を求めてやってきていました。

私は海産物を持って帰れないので見るだけです。

それでも普段スーパーでは見ないような海産物が沢山並んでいるので見ているだけでも楽しかったです。

次の目的地は市場から数km離れた塩釜市街。

土日は市役所の駐車場が解放されるのでそこに車を停めて観光開始です。

市役所の前の郵便ポストにはマグロの街だけあって、そのまんまマグロさんがおられました。

本町には古そうな建物や酒蔵があったりして街並マニアの竹バイクは食いついてしまいました。

そこにある御釜神社の釜で藻塩を取ったから塩釜という名前になったとかならなかったとか。

女子高生を撮りたかった...わけじゃないですよ。

ただ塩釜の観光名所と言えば、誰もが知っている陸奥一宮塩竃神社です。

表参道の階段が鬼です。

流石、有名なだけあって見た目も非常に立派です。

お参りを済ませて裏参道から帰ろうとすると紅葉がきれいなことに気付きました。

気が付いたのは心が美しいからですね。(笑)

寒い東北で紅葉が見られるなんて想像していなかったのでラッキーでした。

こうして本塩釜駅方面に歩いて街を一周して塩釜観光を終了。

ここから旅の最後の目的地である大都市仙台に向かいました。

仙台は以前少しだけ訪れたことがあったので今回は前回行っていないところへ向かいました。

まずは伊達政宗のお墓である瑞宝殿。

ここは伊達政宗の遺言に従って経ヶ峯の上に豪華絢爛なお墓が建てられました。

ここの紅葉もかなりきれいでした。

伊達政宗のお墓を楽しんだ後は彼のお城を楽しもうと、車で青葉城跡に向かいました。

青葉城跡という名前なので城自体は残っていません。

しかし、仙台市街を一望出来ることと伊達政宗の像があることで観光名所になっています。

ただ城も無いのに駐車料金1時間400円は高過ぎるやろ。

正宗の企みに負けた竹バイクですが存分に楽しんでやりましたよ。

商業施設もあるので、ぶらぶら見て回っていると「ずんだシュイク」なるものを発見。

思わずネタになると思って買ってしまいましたよ。

ただこれが想像以上に美味しくて違う意味で期待を裏切りました。

青葉城を1時間以内に抜け出して、今度は宮城県庁へ。

実は市街地にある県庁は1時間100円で駐車出来るんです...。

...比較すると正宗の駐車場策略がいかに残酷であるか分かりますよね。

こうして県庁に車を停めて、歩いて5分ほどのところにある牛タンの店「旨味太助」に行きました。

まだ17時だというのに店の中は人でいっぱいで横の人と肩をぶつけながら牛タンを頂きました。

美味しかったですが、仙台の牛タンに期待し過ぎていたせいか驚きは無かったですね。

こうして17時半過ぎに車に乗って仙台空港へ戻ることにしました。

しかしここでトラブル発生...。

渋滞に巻き込まれて車が全く動きません。

仙台駅前を通ったらいけないという教訓を最後に教えられました。

何とか19時前に空港前の日産レンタカーに戻ることが出来、マーチを返して空港へ。

こうして20:25発のPEACH MM140に乗って関空へ戻る予定だったのですが、ここで問題が発生。

機材到着が遅れたことにより、出発できたのは21:10頃でした。

遅れた分だけ関空到着も遅れるわけで関空T2を出れたのは23:05。

伊丹への終電に間に合う梅田行のバスの時刻は22:55。

完全に逃しました...。

でも関西空港駅23:17発の南海電車に乗ればもしかしたら間に合うかも。

淡い期待をして循環バスに乗ってT1に到着したのは23:17。

もう間に合いません。

完全に諦めた私は逆に落ち着いて、23:34発のJRに乗って大阪駅に向かいました。

ただ竹バイクの不幸はこれだけでは終わりませんでした。

JR阪和線で人身事故が発生して堺市駅で30分以上運転見合わせ。

こうして大阪駅に到着したのは25:10になっていました。

ここからタクシーに乗って帰るという手もありましたが守銭奴竹バイクは2時間10分かけて伊丹まで歩いて帰ったのでした。

良いこともあれば悪いこともあるこれが人生だと教えられた2日間の旅でした。

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