富士山

 宮城・岩手・山形旅行 2013年07/26-07/28 
(平泉・鳴子編)

7/26(金)の朝7時、私は伊丹空港にいました

朝から空港に飛行機を眺めに行ったわけではなく、8時過ぎの仙台便に乗るためです

恒例の津高飲みをしているメンバーで東北を旅行することになっていたのです

空港で搭乗手続きをすると「霧のためこの飛行機は引き返す可能性があります」と伝えられました

いきなり伊丹で東北に到着できない可能性を告げられ、不安を抱えながら搭乗

仙台空港上空までは到着したもののなかなか着陸せず旋廻する飛行機の中で私は祈っていました

私の祈りが通じたのか何とか霧の仙台空港に到着し、そこで名古屋発で来た友人2人と合流しました

レンタカーに乗り込みまずは仙台空港から一路岩手平泉に向かって車を走らせました

雨は降っているものの小雨でこれくらいなら十分観光出来ると車中で安心していました

というのも朝のテレビで東北は150mmの大雨が降ると予想されていたのを聞いてしまったからです

片道2時間程度岩手県南部に到着し、まずは前沢牛で有名な地域の牛を食しました

美味い牛を食って、さぁ観光だということで世界遺産平泉中尊寺に行きました

中尊寺は思った以上に広くぶらぶら見て回っていました

本堂では不思議なお葬式がやっていたのでつい見入ってしまいました(あれ何だったんだろう)

他には「め」と書いた絵馬が並ぶお堂なんかもあって不思議なところです

中尊寺自体に入るのにお金はかかりませんが、金色堂を見るのには\800かかります

それであって金色堂は覆堂に隠され内部は撮影禁止ということでなんてケチなんだと微かに思ってしまいました

そんなことを考えた瞬間、天罰が当たったのか強く雨が降り出しました

中尊寺を離れ、次に向かったのがお堂が岩に減り込んだ達谷窟というところです

由来は坂上田村麻呂の征夷の際に悪路王という名前からして悪そうな奴を倒したことにあるとか...

完全に勝てば官軍思想で悪路王にもそれなりの事情はあったと思うのです(弱者の見方?)

達谷窟には磨崖仏もあり、言い伝えには矢で彫ったとか...ってありえへんやろ(笑)

こんな風に仏様を愚弄する考えをした途端、雷が鳴り出し雨が急激に強く降りもうびしょ濡れです

天罰は実際にあるということを平泉で感じながら強い雨から逃げるように平泉を離れました

この日の宿泊先である鳴子温泉に向かったのですが、神々は我らを許すことなく恐怖を与えました

高速を走っていると雨が更に強くなり、前方の車のライトを追うのがやっとの状態(60mmの雨)

高速は大丈夫でしたが下道は崖崩れ等が起こっていたようでマジでやばかったみたいです

何とか宮城県北東部に位置する鳴子温泉に到着し、早速宿に入りました

このときすでに雨は止んでいたので、鳴子温泉を代表する滝の湯に行きました

\150払って入浴すると、風呂の温度は43℃程度で実家の風呂と同じくらいで私にはちょうど良かったです

ぬるいお湯もあるので熱いのが苦手な方も安心して訪れることが出来ます

地元のおじいちゃんにそっちはぬるいと教えてもらったような気がしますが、方言が強くほとんど理解出来ませんでした(笑)

鳴子温泉はこけしで有名で街にはこけしを手作りしている現場などを見ることが出来ます

ただ温泉街には珍しく風俗的なものを見ることはなく、温泉を純粋楽しむところなんだと感じさせられました

宿に戻って豪華な夕食を食し、再び宿のお湯に浸かり癒されていました

そうして東北旅行1日目を何とか無事終え眠りについたのでした

 宮城・岩手・山形旅行 2013年07/26-07/28 
(石巻・松島・仙台編)

鳴子温泉で就寝中、朝2時半に友人の腕が私の耳元に落ち強制起床させられました(笑)

その後、布団をずらして再び眠りにつき、次に目覚めたのは6時半でした

温泉宿といえば朝風呂&露店全裸仁王立ちということで朝から気分爽快になって2日目の開始です

宿を出ようとして昨日預けた傘はどこにありますかと聞くと、どこにあるかわからないということ...(レンタカー屋で借りた傘なのに)

きっとこれですよとか言って適当な傘を渡され、我々は苦笑いしながら宿を後にしました

この日、最初に石巻に向かったのですが、道中前方に黒い雲があるではありませんか

そんなことを思っているとフロントガラスに大粒の雨が当たり始め、この日もゲリラ豪雨のお出ましです

前日は高速ででしたが、この日は下道で前の車のテールランプを追い水を跳ねながら前に進みました(マジ怖い)

ただ石巻に着いた頃には雨は上がっていたので、雨に濡れることなく石ノ森萬画館へ行けました

石ノ森萬画館は石ノ森章太郎の作品を集めた漫画間で仮面ライダー、サイボーグ009などの有名作品が並びます

原画とか色々ありましたが、世界を回ったときの石ノ森先生のデッサンは上手過ぎて驚きです

子供だけでなく我々のようなおっさんでも十分楽しめるところでした

そんなこんなで昼になって、昼飯は海鮮を食おうということで石巻駅近くにある寿司屋さんで海鮮丼を頂きました

海鮮丼のウニと鯨に大満足してさて次の目的地に向かおうと駐車場から車を出した瞬間、車から異音がするではありませんか

サイドブレーキも下ろしてるし、どこからそんな音がするのか外に出て確認すると左後ろのタイヤがペッチャンコでした(バースト)

パンクしてるということで近くのパーキングに停めて、タイヤ交換にかかろうとしたのですが交換するタイヤが無い(汗)

どうしていいかわからないのでレンタカー屋と保険屋に電話をしてレッカーを手配

人生初のレッカー移動で近くのイエローハットまで連れて行ってもらいパンク修理です

移動中にレッカーのおっちゃんが東日本大震災のときトラックごと流され窓を割って何とか生き延びたという話を意外な形で聞きました(貴重)

何とかタイヤの穴も塞がったと同時に塞がりこみかけていた私の心も復活の兆しを見せかけ、次の目的地松島へ

松島は日本三景のひとつに数えられる景勝地ですが、この日は曇っていて少し残念でした

パンク修理等で時間を費やしたので定期船に乗る時間はなく、島とかに渡ってブラブラしてました

個人的には松島より島にあった広場的なものの方が美しいような気がします(笑)

国宝の瑞巌寺は本堂は改修中で残念でしたが、何かよく分からない鰻塚なるものがありました

帰ってから調べてみると鰻供養の碑らしく昔この辺りは鰻が名産だったそうな

そんなこんなでいつのまにか16時を過ぎ、松島を離れ牛タンを食べることを目的に仙台へ向かいました

仙台の市街地へ近づくとやたらと車の流れが鈍化していくではありませんか

地図を見るとクリネックススタジアム...時刻は17時...楽天ゴールデンイーグルスに道を阻まれました

野球さえなければもっとスムーズに市街地に入れただろうにとあの球団を恨むのでした

それでもなんとかパーキングに車を止め、目的の牛タン屋に開店時間18時ジャストくらいで入りました

仙台の牛タンの美味しさに感動してお腹も満たされたので腹ごなしに仙台のアーケードの商店街を歩きました

市街地から駅前までずっとアーケードの商店街が続く仙台の街は商店街好きの私にはたまりません

商店街を往復3~4kmは歩いたのではないでしょうか、伊達政宗像も見てませんが仙台に満足しました

その後、この日の宿のある蔵王ロイヤルホテルへ向かうため山形方面に車を走らせました

車を走らせると再び雨が強くなり、雷が鳴り始め嵐がやってきたのです

嵐の中、山に入って行くのでまたパンクしないかと心配しながら、ヘアピンカーブの続く道を走るのでした

何とかホテルに無事着いて、早速温泉に入ろうと思ったのですが「雷のため露天風呂は閉鎖」とのこと...

いやぁ、朝から晩までハプニング続きの1日でした(疲れた)

 宮城・岩手・山形旅行 2013年07/26-07/28 
(蔵王・山形編)

3日目の朝も起床後、朝風呂でホテルの温泉へ行きました

この日は久々の晴れで、昨日は雷で入ることが出来なかった露天風呂にも入ることができました

風呂に入って飯を食って、早速蔵王観光へ出掛けました

蔵王ハイラインを走ると緑の木々から木漏れ日が差し、男3人のむさいドライブにもかかわらず実に気持ちがいいです(笑)

車もそれほど走っていないので、ヘアピンカーブをどれだけオーバーランしても大丈夫です(危険)

道中には滝見台などがあり、山の斜面に流れる大きな滝を見ることなんかも出来ます

九十九折の道を走り続け標高が上がるにつれて高い木がなくなっていくのに気付きました

しばらくすると岩肌がむき出しになった山が見えその美しさに魅了され、車を止め写真を撮りに行きました

我々が山に近づくと雲が流れてきて山を隠し全く写真が撮れないではありませんか(涙)

代わりに崖から下を見ると虹があるではありませんか、それも円形の虹ですよ

虹に感動した後、引き続き車で山を登ると撮影スポットが再度現れました

今度は問題なくワイルドな蔵王の山の撮影に成功し、思わず晴れサイコーと叫びたくなりました

そんなこんなで車で蔵王刈田岳の頂上付近まで行き、そこからは有名な蔵王の御釜をキレイに見ることが出来ました

一昨日、昨日の天気を考えるとエメラルドグリーンの御釜をこんなに美しく見ることが出来るとは思ってもいませんでした

御釜の色は藻類の緑と硫黄の白色が混じりあってエメラルド色に見えるらしく、黄土色の岩肌、空の青、雲の白とのコントラストが美し過ぎます

蔵王の御釜に感動した後、山形側に山を下り到着したのは蔵王温泉大露天風呂

お前どれだけ風呂好きやねんとか言われそうですが、午前中2回目の風呂です

開放感溢れる森の中でpH1.3の強酸性の湯に浸かりこれぞまさに露天風呂と感じながらホッと一息

この風呂には洗い場はないので、硫黄の強烈な臭いを洗い流す術はありません(笑)

そのまま山を降り、山形市内でB級グルメ冷たい肉そばを食しました

昼食後、山形観光をしようということで山寺立石寺に向かいました

このお寺は芭蕉の名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が詠まれた場所です

奥の院までは1000段を超える階段を上る必要があるので運動不足な身体には良いトレーニングになりました

階段を登っていると珍しい石塔婆や奇妙な岩があちこちにあることに気付きます

仁王門を過ぎてしばらくすると舞台式の五大堂からは下界の景色を一望出来ます

田舎の夏景色といった感じの緑を主体とした風景は都会の喧騒の中で生きる我々には完全な癒しでした

山寺から戻ってきて、まだ時間に余裕があったので山形市街に戻って少し散歩をしてみました

県庁所在地だけあって中心市街地には百貨店などもあり、それなりに栄えていました

昔の県庁舎を郷土資料館として利用していたりして田舎でも我地元○重県の県庁所在地とはレベルが違いますね(笑)

本当はレベルEに描かれた山形駅にも行きたかったのですが時間もないので今回はパスして、仙台空港に車を走らせました

17時過ぎに空港に到着し、喫茶店で友人と旅費精算とかをしてそれぞれ大阪と名古屋に分かれてこの旅を終えたのでした

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