富士山

 台北旅行記 2019年10/23-10/25 
(淡水&雙城夜市編)

毎年10月後半に台北で開催される展示会に今年も行ってきました。

仕事の合間を縫って、台北周辺でこれまで訪れたことのないスポットに行ってみました。

限られた時間で台湾を楽しむ方法の参考になれば幸いです。

下図に今回訪れたスポットを地図上にまとめておきます。

10/23(水)11時にエバー航空BR177便で関空を飛び立ち、13時半前に桃園空港着。

入国審査を済ませてMRTで台北駅へ。(もう慣れたものです)

今回の宿である台北駅前のTapei AP H Imperialへ向かいます。

新光三越前を歩いていると洗礼のごとく中国語でアンケートのお願いをされました。

もうデフォです。(笑)

アンケートを軽く往なしてホテルにチェックイン。

その際に「今夜0時から3時まで断水です」と告げられました。

大丈夫、深夜にシャワーを浴びるスペシャルな予定は無いので...。

部屋に荷物を置いて、台北駅からMRT淡水信義線に乗って北の終点淡水駅を目指しました。

台北駅から電車に揺られること40分くらいで新北市の淡水駅に到着。

淡水は海に面した街で美しいサンセットが自慢らしいのですが、この日は生憎の曇り空。

海から一本入った通りには商店が立ち並び、一部は淡水老街というレンガ造りの古い建物群が残っています。

ただ日本のイメージで古い街並というと落ち着いた雰囲気を想像しますが、台湾は違います。

目が痛いほど彩度の高い看板が大量に並び、落ち着きなど皆無です。

高台にある紅楼という建物はレストランとして使われていました。

街を散策しているとインスタ映えしそうな建物を発見。

竹バイクも承認欲求が抑えきれず、思わず三脚まで立てて写真を撮ってしまいました。

紅毛城まで歩いて、そこから坂を少し上って大学などがある道から戻ることにしました。

途中で文化阿給というローカルな店に立ち寄り、名物の阿給(アゲイ)40元を頂いてみました。

注文中に常連っぽいおばちゃんが「Taiwan's delicious food」と教えてくれたので期待が膨らみます。

席に座って茶色の塊を解剖してみると、春雨っぽいものが大量に出てきました。

要約すると「春雨入りお揚げin辛味噌汁」。

最初は不思議な食べ物だと感じましたが、食べ進めるうちにハマっていくんです。

阿給を食して、私の食欲スイッチが入り、次に先ほどのデカい靴の近くにある百葉温州大餛飩へ。

完全に讃岐名物の「饂飩」と勘違いしてましたが、よく見ると漢字が違いますを。

餛飩は浙江省温州の肉入りワンタンスープのことです。

あっさりスープに海苔、玉子などと一緒にたっぷりのワンタンが入っていて日本人の口にも間違いなく合います。

餛飩を食べているうちに太陽は完全に地平線の向こうに沈んでしまいました。

こうして淡水でやるべきことは全て終えて、MRTに乗って台北駅方面に移動します。

MRT淡水信義線は夜市で有名な士林を途中通りますが、竹バイクはあえてスルーして士林駅から2駅先の民権西路駅で下車。

この駅から徒歩圏に雙城夜市と晴光市場という庶民の市場があるので行ってみました。

雙城夜市は看板も無いコンパクトな夜市で端から端まで往復5分あれば十分回れます。

この夜市の中に水餃子の旨い店があると聞いていたのですが、出ていなかったので晴光市場へ。

晴光市場はアーケードの商店街で雑貨屋さんが主ですが飲食店もちらほらあります。

その中にある晴光意麺という店で、乾意麺40元+煮玉子10元と肉の清湯50元を頂きました。

本当は清湯を頼むつもりは無かったのですが、商売上手のおばちゃんに負けて思わず注文してしまいました。

乾意麺は香ばしい肉そぼろ入り汁なし麺で、想像以上ではないですがイケます。

予定外の清湯は香草入りで独特の香りはしますが、たっぷり豚肉の塊が入っていたので美味しく頂きました。

淡水から色々食べましたが全部で230元×3.6円/元≒830円と非常に安いです。

もし台湾に住んだら食べ過ぎでデブまっしぐらです。

こうして短時間でしたが、雙城夜市・晴光市場を楽しんでMRTで台北駅に戻りました。

ただここで予想外の問題発生。

台北駅の地下で迷子になりました。

気が付いたらホテルと全く反対側のバスターミナルにいて、5分で帰れるはずなのにホテルに辿り着くまで20分かかりました。

何とかホテルに戻り、部屋のカーテンを開けると、ライトアップされた台北駅を臨むことが出来ました。

台北に行ったことのある人はご存知でしょうが、台北駅は立派な建物ですが大き過ぎて全体の写真が撮りにくいんです。

したがって台北駅をカメラにきれいに収められたのはラッキー。

いつも安宿ばかり泊っているので、普通に窓があるホテルに泊まっただけで感動している竹バイクでした。

 台北旅行記 2019年10/23-10/25 
(象山&臨江街夜市編)

10/24(木)、朝6時に起床し、15分で準備を整えて出発。

そんなに早く仕事に行くなんて感心と竹バイクを見直した皆さん。

すいません、ただ朝飯を食べに行くだけです。

阜杭豆漿という台北で一番人気の朝食屋さんが目的地です。

この店は朝5時半の開店と同時に行列が出来、平気で何十分も待つという噂なので早めに行くことにしたんです。

ホテルから東へ15分、善導寺の向かいにある華山市場2Fのフードコートに店はあります。

噂では市場の外から行列が出来ていると聞いていたのですが、6時半時点では全くそんなことは無く、2Fまでストレートに行けました。

十数人が並んでいましたが、凄まじいスピードで捌いていくので注文まで5分くらいでした。

メニューを指差しておばちゃんに滷豆漿(シェンドウジャン)35元と厚餅夾蛋(ホウピンジャータン)40元を注文し、席に着いて早速頂きました。

豆漿は塩味の温かい豆乳で、匙で掬うと上の部分だけが固まっていました。

トッピングに茶色の揚げパン(油條)とパクチーが乗ったあっさりしたスープと言った感じです。

阜杭豆漿はこの滷豆漿が有名なのですが、期待し過ぎたせいか大して感動はなかったです。

厚餅夾蛋はネギ入りパンにネギ入り玉子焼きを挟んだものです。

どんだけネギ好きやねん。

ネギ入り玉子焼きを普段の朝食から食べているので、家にいる感覚で頂けました。

朝食を食べ終えて帰ろうとすると行列は階段の途中くらいまで伸びていたので、私が到着した6時半は良いタイミングだったみたいです。

ホテルに真っ直ぐ帰って仕事まで時間があるので二度寝しました。

わざわざ朝飯を外食してからの二度寝。(斬新)

ずっと寝ていたいですが、そういうわけにもいかないので身支度を整えて台北駅からMRT板南線で南港展覧館へ。

ここから午前中は真面目に仕事をしていました。(当然)

昼飯はちょっと良い物を食べようと思い、隣の南港駅まで移動。

南港駅は台湾新幹線の駅でもあるため、南港展覧館駅よりも色々あります。

ティラノサウルスが放し飼いされているくらいです。

恐竜はさておき、駅から北側に5分ほど歩き、鼎園という店に入りました。

地元の大衆食堂といった感じの店で、注文は入店して渡される注文票に記入します。

オススメの牛肉麺100元、水餃10個60元にチェックしておばちゃんに渡しました。

日本人が漢字を大切にしていて良かったです。(笑)

漢字が読めなかったらこの店で注文する術が無いですからね。

それだけでなく「醤油」が読めなかったらセルフで餃子のタレすら作れないです。

それはさておき牛肉麺はでっかい牛肉チャーシューがこれでもかと入っていました。

この牛肉は歯が要らないほど柔らかくて、臭みも全くなくて美味なんです。

牛肉麺の主役は麺でもスープでもなくこの牛肉だと思うのです。

水餃はジューシーな肉汁たっぷりで近所にこの店が欲しいと思うレベルでした。

昼飯に満足して、再び南港展覧館に戻って午後からも仕事。

仕事を終えて、歩き疲れた竹バイクが向かったのはMRT淡水信義線の終点象山駅。

足を癒すのかと思いきや竹バイクはこんなことを考えていました。

そうだ、山登りしよう。

太陽が西に沈み行く中、クレイジーな竹バイクは象山遊歩道を登っていきます。

延々と続く階段を急いで上ったら息が切れて汗が止まらなくなりました。

クレイジーなのは竹バイクだけでなく、こんな夕暮れ時に多くの人が山を登っています。

目的はこの景色を見るためです。

象山は台北101と街を見渡せる絶景ポイントなんです。

多くの人は巨大な石がある六巨石、相機平台で踵を返すので、それらのポイントはごった返しています。

もう少し上の超然亭まで行くと人が比較的少ないのでこちらがオススメ。

宝石を散らばめたような絶景を見ながら山を下り、再び近くから台北101を撮影。

タダで素晴らしい景色が見られるので、体力がある人には象山はオススメです。

山登りしたらお腹が減ったので、MRTで象山から2駅の信義安和駅で下車して臨江街夜市(通化夜市)へ。

まずは夜市のメインロードから少し離れた路地にある小籠包が美味いと噂の正好鮮肉小籠包へ。

入口で小籠包100元を注文して待つこと10分ほどで熱々の小籠包8個が出てきました。

レンゲで上手く肉汁を漏らさないようにして頂くと、ネギと肉の旨味が口中に流れ込んできました。

昼の水餃もですが、この小籠包屋さんも近所に欲しいです。(笑)

その後、臨江街夜市のメインストリートにやってきました。

昨日の雙城夜市とは違い、観光夜市という看板もあるくらいなのでかなり大きかったです。

夜市の東の端にある屋台で上海生煎包5個60元を購入して食べ歩き。

熱々の肉饅頭を食べていたら、ビールが欲しくなってコンビニで台湾啤酒35元を購入。

330mlの缶があっという間に空になる夜市の雰囲気は罪です。

こうして夜市を存分に楽しんで、台北駅に戻りましたが、ここで問題発生。

また地下で迷子になりました...。

結局、看板を見ながらそれらしき方向に歩いていたら何故か帰れました。

結果オーライですが、何も学習してません。

ウメダンジョンならほぼ全て頭に入ってますが、台北駅地下の脳内地図の完成はまだまだ出来そうにないです。

こうして台北2日目も十分楽しんで終えたのでした。

 台北旅行記 2019年10/23-10/25 
(帰国編)

10/25(金)、台北滞在最終日。

朝8時に起床して、朝飯を食べに街に繰り出しました。

この日、訪れたのはホテルから徒歩5分ほどのところにある信陽永和豆漿です。

いつも通り中国語で話し掛けられたので、返事は何が何でも「滷豆漿」です。

中国語が分からないから悩むのではなく、自分が言いたいことを伝えれば何とかなります。

店内で食べる旨を伝えたら、隣にいる店員のおばちゃんが「肉まんは?」と日本語で聞いてくれました。

何だか急に日本語で聞かれると安心して思わず小籠包ではなく肉まんを注文しちゃいました。

席に着いて滷豆漿を混ぜてみると、昨日の阜杭豆漿の固まったものとは違い半分固まっているくらいでした。

食べてみると固まり加減とザーサイなどの塩加減が丁度良く、想像のずっと上でした。

昨日の行列の人気店のものは一体何だったのか...。

肉まんも美味しく頂き、10分で朝食を終えてホテルへ戻ってチェックアウト。

領収書をくれと言ったらチェックイン時に渡したと言われました。

それはホテル名とか宿泊数とか全く書いていない値段だけの感熱紙のレシートでした。

他に無いなら仕方ないけど、これで旅費精算できるんかなぁ...。

そんなことを考えていたらホテルに荷物を預けるのを忘れました。

ここからはまた南港展覧館に移動して仕事です。

重いバックパックを背負いながら歩き続けると肩がヤバかったです。

この日の昼飯は凝らずに展覧館に併設の炸鶏大師でバーガーをテイクアウト。

午後からも少し仕事をして、14時頃にMRTで台北駅に向かいました。

ここから桃園空港へ直行しても良かったのですが、空港の土産屋がボッタクリだったことを思い出しました。

そこで台北駅の地下を歩いてバスターミナルの方へ移動。

予めスーパーがあるという情報を得ていたのでそこへ向かいました。

...迷ってしまって辿り着きませんでした。

仕方ないのでバスターミナルにある土産屋で定番のパイナップケーキとマンゴークッキーを購入。

こうして15時のMRTで桃園駅へ向かい、何事もなくチェックインを済ませ、17時半発のBR180で関空へ。

機内ではとびっきり不味い機内食を台湾啤酒で流し込むというイベントを楽しみました。

今回も得るものが多かった出張でした。(笑)

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