青春18きっぷ旅行記'18春 |
3/3(土)のひな祭りの日、私の精神が肉体を凌駕し、緑の窓口において青春18きっぷを購入していました。 花粉症真っ盛りだというのに...。 皆さんご存知の通り、青春18きっぷは11,850円でJRが5日分の乗り放題というスーパーチケットです。 買ってしまったものは仕方ないので、元を取るために旅に出ました。 3/4(日)、朝6:40に伊丹駅を出て尼崎駅で姫路方面の電車に乗り換えました。 8:19に姫路駅の一駅手前の東姫路駅で下車。 目的は駅から徒歩10分ほどのところにあるカフェドムッシュでモーニングを食べることです。 この店は姫路周辺で有名なアーモンドバター発祥の店らしいです。 一番人気のモーニングのキャンディを注文したらこんなものが出てきました。 朝飯ってレベルじゃねぇ。 でもアーモンドバターをたっぷり塗ったアーモンドトーストは絶品でした。 大量の飯を腹に入れた状態で、東姫路駅に戻ります。 東姫路駅9:26発で姫路で乗換え、さらに西に進み、10:11に播州赤穂駅に到着。 赤穂浪士で有名な赤穂市ということで、街には赤穂浪士しかありません。 駅の中から赤穂義士の文字が並び、四十七士一人ひとりの説明がされていました。 駅から赤穂城跡まで真っすぐ南へ伸びる道沿いがメインの観光地となります。 赤穂浪士関連の井戸とかもありましたが、この時点で私は重要なことに気付きました。 俺、赤穂浪士って何か知らない...。 そんな竹バイクみたいなおバカさんでも大丈夫です。 赤穂城跡の近くに大石神社の本殿の周りに絵付きの解説がありますから。 赤穂城は観光名所になっていますが、櫓が復元されているくらいで、それほど魅力は感じませんでした。 その後、浅野家の菩提寺である花岳寺などを訪れて、三脚を立ててHDR用の写真を撮ってました。 きっと周りにいたおばちゃんは「あの人、何してるんやろ」と思っていたでしょうね。 赤穂観光はこれくらいして昼飯に名物の牡蠣でも食べようと思って目星を付けていた店の前に行くと長蛇の列。 並ぶ時間が惜しかったので隣にある寿司屋まるはちで海鮮丼を頂きました。 昼飯を食べ終え播州赤穂駅に戻り、12:38の電車で一旦姫路に戻り、姫新線に乗り換えました。 播但線と姫新線は何故か姫路駅の改札内に乗り換え改札がある新幹線スタイルです。 1両編成ですけどね。(笑) 13:23姫新線佐用行の列車に乗って、途中の本竜野駅に13:45下車。 列車は1両でしたが駅は非常に立派でした。 駅前は電柱が地中化されており、街頭には葉牡丹がコーディネートされています。 スペインでいうところのブーゲンビリアですね。 この規模の街で電柱の地中化が出来る理由が駅前にあるものを見てわかりました。 皆さんご存知のヒガシマル醤油本社です。 たつの市は醤油とそうめん(揖保乃糸)の町みたいです。 駅から西へ進み、揖保川を渡ると龍野藩の城下町の面影が残っていました。 少し歩き疲れたので、城下町にある大正ロマン溢れるカフェ「エデンの東」で休憩。 色々思案した挙句、アップルパイとミックスジュースを注文しました。 意外と乙女でしょ。(笑) 休憩後、再び街をぶらぶら散策していたらこんなものを見つけました。 もろみ自販機...。 普通のジュースに混じって普通にもろみが売ってました。 城下町というだけあってちゃんと龍野城というものがあり、櫓と本丸御殿が復元されています。 青空に梅の花が咲き誇る絶好の撮影スポットでした。 またお城から少し歩くと聚遠亭という庭園や龍野神社があり、高いところから街を一望出来ます。 こうして龍野観光を終えて、駅に戻ったのが16時半。 16:46発の電車で姫路に戻り、姫路から新快速に乗って17:21に加古川に到着。 加古川での目的はB級グルメかつめしを食べることです。 かつめしのキャラクターがいるくらい加古川市はかつめしに力を入れてますからね。 夕飯までには少し時間があったので少しだけ街をぶらぶらしてみました。 加古川駅前のヤマトヤシキはこれでもかというほど主張しています。 駅の南側には南北にベルデモール、東西にアーケードの寺家町商店街があります。 ただ人口30万程度の特例市とは思えないほど静かな街でした。 やっぱり神戸と姫路という兵庫県の2大都市に挟まれたら厳しいですよね。 繁華街がある華やかな街より生活しやすい街を目指している感じがしました。 駅の西側にあった日毛の工場跡地はユニクロなどのテナントが入るショッピングセンターNIKKE PARKになってました。 倉庫を改装してカラオケ屋にしているあたりがちょっとした工夫ですかね。 そんなこんなで街の散策はこれくらいにして本来の目的であるかつめしを食べに行きました。 某口コミサイトで一番口コミが多かったかつめしの店いろはーずに入ってみました。 かつめしはご飯の上にカツを乗せて、デミグラスソースをぶっかけた料理です。 メニューを見るといっぱいあり過ぎて、悩んでしまいますがこういうお姉さんが丁寧に教えてくれました。 危うく2Dのダイナマイトボディを注文するところでした...。 何とか現実世界に留まり、一番シンプルな豚カツに3種類のソースをかけた一品を注文。 見た目はB級グルメ感が半端ないですが、味は確かに美味いので試してみる価値ありです。 こうして19時過ぎの電車で加古川を離れて20時頃には伊丹に帰ったのでした。 |
青春18きっぷ旅行記'18春 |
3/10(土)、この日は青春18きっぷを使って金沢を目指します。 朝7:28にJR伊丹駅を出て、尼崎駅で敦賀行の新快速に乗り換えました。 京都を抜け、朝日に輝く琵琶湖を眺めながら湖西線を北上し、敦賀駅に9:50に到着。 目の前に止まっている福井行の普通電車にダッシュで乗り換えたときに気付きました。 思った以上に18きっぷ利用者ばっかり...。 こうして何事もなく10:47に福井駅に到着。 福井駅から金沢方面に行く次の列車は11:13なので一旦福井駅で降りてブランチ。 ブランチと言ったらカッコいいですが、改札すぐの今庄そばという駅そば屋さんで玉子うどんを頂きました。 そばを食うのにはそれほど時間はかからなかったので少しだけ福井駅前を散策しました。 知らないうちに福井駅前は再開発が行われており、私の記憶にある福井駅とは全く異なる様相でした。 でも景色を見て歩いているうちに景色が変わった理由が分かりました。 福井だけジュラ紀に逆戻りしていたようです。 昔から勝山は恐竜を前面に押し出していましたが、福井市はそれほどではなかったような...。 地方自治体は生き残りをかけて必死みたいです。 こうして福井駅とはお別れして、11:13発の金沢行に乗りこみました。 45分ほど電車に揺られて、最初の目的地である加賀温泉駅に11:58に到着しました。 ここは加賀温泉と呼ばれていますが、加賀温泉という温泉は存在しません。 南に山代温泉と山中温泉があり、北に片山津温泉があって全体として加賀温泉としているようです。 ただ各温泉に徒歩や自転車で行くのは遠いのでレンタカーを利用しました。 18きっぷの旅なのにレンタカー使うとか違反だろ、ゴラァ!! 私の耳にはルール違反だとかいうヤジは聞こえません。 なぜなら私がルールだから。 こういうときのために竹バイクはTimesのカーシェアリングをしているんですよ。 日産ノートに乗って、まずは南に15分ほどのところにある山代温泉に行きました。 あけぼの広場の無料駐車場に車を停めて、散策開始です。 山代温泉は古総湯という大衆浴場を中心に温泉街が構成されています。 山代温泉くらい名の知れた温泉なら人でごった返しているだろうと思ったのですが、観光客の姿はちらほら。 所々に雪が残る3月の北陸というのに足湯に入っている人はゼロでした。 温泉寺や服部神社というちょっとした寺社もあります。 面白いことが無いなと思いながら散策していると、服部神社の鳥居の前で20歳前後の女の子が大きな声でこんなこと言ってました。 服部平次君みたいに素敵な男性に出会えますように!! あんな絶滅したであろう関西弁ライクなsomethingを発する輩が良いんですか...。 それはともかくこの温泉街には飲食店もそこそこあるので食べるのには困りません。 竹バイクも前日に餃子の店をマークしていました。 ...ただメモを確認するのを忘れてスルーしました。 正しくは次の目的地の山中温泉にあると勘違いしてスルーしちゃったんです。 山代温泉と山中温泉って名前が似すぎていてどっちがどっちか分からないんですよ。 山代温泉観光はこれくらいにして車でさらに15分ほど南下して到達したの山中温泉のあやとり橋。 あやとり的な橋ということで複数の鉄骨を組み合わせて幾何学的に美しい形状となっています。 山中温泉も中心には総湯があって、ここから伸びる道が観光のメインとなっています ただ時刻は13時半になっており、お腹が減ったので総湯の裏にある天ぷら店たねだに入りました。 ちょっと無愛想な職人気質のおっちゃんが揚げる天ぷらは具材の味を大切にしていて美味しかったです。 食後に少しメインロードを散策してみると、山代温泉よりも山中温泉のほうが温泉街っぽかったです。 メインロードを歩いていくと、こおろぎ橋という橋が現れました。 観光の目玉としてピックアップされているのですが、こちらはただの木造の橋でした。 それでも山から流れ来る雪解け水が激しく流れる様は迫力がありました。 こうして元来た道を引き返し、総湯に入ってみることにしました。 総湯の前にある飲泉所で飲んだ時は硫黄の香りがしたのですが、お風呂は全く臭くなかったです。 少し熱めなので長時間入っているとのぼせてしまうので、20分ほどで風呂を出ました。 気付けば15時になっていたので、車に乗り込み、一路加賀温泉駅に戻りました。 車を返して、加賀温泉駅15:43発の金沢行の普通電車に乗りました。 小松にも少し惹かれましたが今回はスルーして金沢駅に16:37に到着。 駅に到着する前に車掌さんが自動改札があるので自動改札を使ってくださいとアナウンスしていました。 数年前まで自動改札が無かった北陸ならではの放送でした。 ただ改札を出て感じたのは福井駅と異なる都会感。 歩いている人が多くて、駅構内の商業施設も立派です。 とりあえず駅から5分ほどのところにあるドミトリーBlue Hour Kanazawaにチェックイン。 カプセルホテルを少し広くして壁をしっかりさせた感じの部屋で、非常に快適でした。 少し早めの食事にしようと金沢駅構内にあるおでんと郷土料理が食べられる黒百合に行ってみました。 到着して驚いたのは店の周りにいる人の量。 17時過ぎだというのに私より前に20人くらいが名前を書いていました。 ただ記名方式ということで名前を書いたら呼ばれるまでどこにいても良いので、金沢駅構内で散歩したり立ち読みしたりしていました。 こうして18時頃になってようやく入店出来て、地酒とともに金沢おでんと治部煮などの郷土料理を頂きました。 ほろ酔い気分で店を出て、少し遠いですが散歩気分で夜のひがし茶屋街まで歩いてみました。 19時頃になると金箔屋さんなどお店は当然やっていないので明かりが少しだけあるだけで人通りも疎らです。 それが竹バイクの狙いで静かな雰囲気の写真が撮りたかったんです。 同様に主計町(かずえまち)茶屋街と浅野川もこんな感じで撮れました。 こうしてドミトリーに20時前に戻ってシャワーを浴びて布団の中で翌日の予定を立てていたのでした。 |
青春18きっぷ旅行記'18春 |
3/11(日)、ドミトリーでも予想外にぐっすり眠れて朝から快調です。 7時前に起床し、身支度を整えて、7時半前にはチェックアウト。 まずは朝ごはんを食べに近江町市場の山さん寿司本店に向かいました。 7時半開店ですが、開店から10分ほどで満席になって外に行列が出来ていました。 私は幸運にも並ばずに入店出来、一番人気の海鮮丼を注文しました。 見た目からしてヤバすぎる豪華さです。 でも味は確かで\3000払ってでもまた食べに行きたくなりました。 豪華な朝食を食べ終えて、開店準備を始めている近江町市場を南に突き抜けました。 こうして金沢城の西側にある尾山神社に到着。 この神社には国の重要文化財に指定されている和洋折衷の不思議なスタイルの神門があります。 以前金沢を訪れた際にこの神門に魅了され、また行きたくなったんです。 神社の後はこれまで行ったことのない金沢の観光名所を巡ることにしました。 神社から西へ10分ほど進むと長町武家屋敷跡があります。 土塀が連なる古い街並のは萩にもありますが、金沢の方が道幅が狭く、私はこちらの方が好きです。 ここから金沢の繁華街片町に至り、犀川にかかる犀川大橋を渡ります。 橋を渡って少し歩くと金沢三大茶屋街のひとつ「にし茶屋街」に到着。 まだ店が開く前だったからか人通りは少なかったです。 ひがし茶屋街に比べると規模も小さいので、わざわざ行く価値があるかは個人の判断になります。 近くの寺町エリアには忍者寺と呼ばれる奇妙な構造の妙立寺もありますが、予約必須なので今回はパスしました。 にし茶屋街から片町方面に戻って、今度は金沢市役所の横にある金沢21世紀美術館に行ってみました。 ただ10時のオープン前だというのにチケット売り場には長蛇の列。 金沢の観光ルートに入っているからってだけで来てるやろ...。 こんなに多くの日本人が現代美術に興味があるとは到底思えないわけで...。 とか言っていたら加賀百万石のプライドを傷つけたようで地元民の反感を買い、次のような仕打ちを受けました。 プールの底に沈められました...犯人は地上でほくそ笑んでいる奴らです。 私の敵討ちを誰かお願いします...っていうのは冗談で、これは唯一写真を撮って良い作品です。 上から見ても下から見ても楽しめるのはなかなか面白いアイデアです。 常設展とは別にカナダ人芸術家のジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー作品展をやっていたので楽しんできました。 1時間待ちの展示とかもありましたが、時間の無い18きっぷツーリストなのでそれは流石にパスしました...。 こうして1時間ちょっと美術館を楽しんで外に出ました。 外に出ると、いつの間にか晴れ間が無くなり、小雨が降ってきました。 天気の変り方がロンドンばりです。 少し早めの昼飯を食べるために片町のビル1Fにある宇宙軒食堂というところに行きました。 名前は中二病的な感じですが、名物は豚バラ定食と至って普通なんです。 朝を豪華にし過ぎたので、昼は庶民的にしないとバチが当たりますからね。 昼飯を食べてから近くにあった歩行者天国をぶらぶら散策。 道の両側にセレクトショップやカフェなどが軒を連ねていますが、日曜なのに人が少なかったです。 そこから東へ歩いて兼六園南側の随身坂入口に到着。 せっかく金沢に来たのだから兼六園くらいは見ておかないといけませんよね。 \310払って入場したのですが、厚い雲が太陽の日差しを遮り、写真映えはいまいちでした。 残念だなと思っていたら、私の気持ちが天に通じたのか数分間だけ太陽が雲の隙間から顔をのぞかせました。 このチャンスを逃すまいと色んな場所で連続してシャッターを切りました。 ただ兼六園で一番有名なことじ灯篭に至った時には、既に光は雲で遮られていました。 ある程度兼六園を楽しんでから、石川橋を通って金沢城に入ります。 お城を見学する時間は無いので横目でちらっと見るだけ見ました。 これで朝から歩き続けた金沢観光は終了です。 城から近江町市場を抜けて、ドミトリーに預けていた荷物を回収し、金沢駅に13:15に到着。 お土産を買って、13:30の福井行の電車に乗り込みました。 ここからが本来の青春18きっぷを活かした電車旅になりますが、旅と言ってもHPを更新しながら帰るだけです。 15:00福井駅着-15:11福井駅発-16:01敦賀駅着-16:23敦賀駅発-18:27大阪駅着-18:30大阪駅発-18:46伊丹駅着。 途中の福井県の今庄辺りにはまだまだ雪が残っていました。 金沢からサンダーバードで3時間で帰れるところを5時間以上かけて帰るのがこの旅の醍醐味ですね。(笑) 個人的にはHPを更新する時間に移動時間が充てられるので全然苦じゃないです。 こうして残り2日分はどこに行こうかと思案しながら家路についたのでした。 |
青春18きっぷ旅行記'18春 |
3/31(土)、青春18きっぷを消費するためにまた旅に出ました。 今回の主な目的地は岐阜県大垣市です。 桜が美しいと友人から聞いていたので、急遽行くことにしました。 6:54JR伊丹駅を出発し、大阪駅から新快速に乗り換えて8:41に米原駅に到着。 米原のホームに降りると、私は想定外のものを目にしました。 乗換ホームへダッシュする大量の人...。 大垣へ向かうJR東海の電車に座りたい一心で走っていることに途中で気付きました。 みんな急いでいたのに何故か竹バイクは余裕で座れましたけどね。 忍者ですので当然ですけど...。 米原駅から大垣駅までは30分くらいで、9:19に大垣駅に到着。 大垣は岐阜県第二の都市だけあって、駅前はしっかりしていました。 今回の目的は桜ですが、大垣の主要観光地に行けば桜がちゃんと見れるようになっています。 大垣の街には水路や運河が張り巡らされており、その両脇に桜が咲いているんです。 この季節は船で移動しながら満開の桜を愛でる方も多くいるようです。 9時過ぎの時点で本日の受付は終了したとのことだったので相当な人気のようです。 水路に沿って歩いて、途中で八幡神社に立ち寄りました。 神社自体は普通ですが、境内に湧き水が出ているんです。 大垣は湧水の街でもあり、市内の各所から飲める水が湧き出していました。 竹バイクには水道水との違いはよくわかりませんでしたけどね。 再び水路に沿って歩いていると水門側遊歩道「四季の路」に到着。 ここがメインの観光地らしく、それなりに人も多かったですが、それでも全然ゆっくり桜を眺めることが出来ました。 大垣は奥の細道むすびの地なので松尾芭蕉の像なんかもあったりします。 こうして桜を楽しんでいたらいつの間にか11時になったので、昼食のために桜エリアを離れました。 訪れたのは朝日屋という定食屋さんですが、何もかもが安いので中華そば\470とカツ丼\670を2品頼んでしまいました。 デブまっしぐらですね。 本当にお腹がいっぱいになって、腹ごなしの意味もかねて大垣城まで歩きました。 大垣城の天守閣自体は再建されたものなので大した規模ではありませんが、桜と一緒に撮るとなかなか美しかったです。 大垣を十分満喫したので大垣駅に戻り、12:41の電車で名古屋駅に向かいました。 名古屋駅から関西本線に乗り換え、13:37発の快速みえに乗りました。 ここで私はひとつ気付きました。 三重に生まれ育ったのに三重を走るJRに乗るの人生で初めてやん...。 これは近鉄王国においてJRの存在価値など皆無に等しいことを示す事象です。 こうして名古屋駅から20分ほど電車に揺られて到着したのは桑名駅。 桑名駅の東側に中心市街地と観光地があるので、その辺りを散策してみました。 桑名も桜が満開で所々で歩を止めて桜を楽しみました。 まずは駅から15分ほど歩いて国の重要文化財の六華苑へ。 ここには鹿鳴館を設計した建築家が建てた邸宅が残っています。 邸宅の中に入ることも出来るので、縁側に座って庭をゆっくり眺めていました。 六華苑の後は、木曽三川公園を歩いて七里の渡し跡まで移動。 桑名は東海道五十三次の宿場町で昔は熱田から船でここまで移動していたみたいです。 言葉にしても文化にしても名古屋と三重は全く違うのは、徒歩移動が出来なかったためです。 その後、桑名城跡の九華公園に行ってみることにしました。 桜まつりが開催されていたようで、多くの人でごった返していました。 桜も良かったですが、柿安本店で焼かれる肉にもかなり魅かれてしまいました。 桜鑑賞はこれくらいにして駅の方に戻ってみると、途中でアーケードの寺町通り商店街を発見。 アーケード自体は非常に新しく、人通りもそれなりにある生きている商店街でした。 桑名駅近くにも小さなアーケードの商店街がありましたが、こちらは昭和感がありました。 こうして桑名観光を終えて、16:17発の電車で次の目的地四日市へ向かいました。 まずは四日市駅の一駅手前の富田浜駅で下車。 この駅から東へ15分ほどのところにある四日市港ポートビルに行くためです。 この建物は高さ100mの三重県で一番高い建物です。 14階は展望フロアになっており、\300払って入場しました。 四日市コンビナートや四日市ドームを一望できます。 今回は夕方でしたが、夜は工場夜景の撮影スポットになるので多くのカメラマンが訪れるそうです。 四日市の眺望を楽しんでから17時半頃に駅に向かって歩き出しました。 念のため次の電車を検索すると17:34...これは間に合わないなと思ってその次を検索。 その次は18:15ってド田舎かっ!! この事実を知って竹バイクは18きっぷ旅ではしてはならない禁忌を犯してします。 錬金術師にとっての人体錬成に相当するようなものです。 その名も近鉄ワープ!! 少し遠いですが霞ケ浦駅まで歩けば18時ちょい前の電車に乗って近鉄四日市駅に行けるんですもの。 こうして私は霞ケ浦駅まで行き、四日市行の準急に乗車しました。 こうして18時過ぎに近鉄四日市駅に到着。 近鉄四日市駅を出て思ったことは、「ここ三重県で一番都会やわ」。 三重県の某県庁所在地が何故県庁所在地を名乗っているのか疑問に思うほどです。 とりあえず時間が無いので駅前にある中華料理店一楽に入店。 ここで食べたのは、四日市名物とんてきです。 にんにくたっぷりの大量の豚肉をペロッと食べてから四日市の街を散策。 アーケードの商店街に歩行者天国があるだなんて想像以上にシティですやん。 四日市の繁華街を楽しんで、時刻は19時過ぎ、JR四日市駅19:48発まで時間があるので最後の足掻きです。 国道23号線沿いの大正橋からの工場夜景撮影!! ただJR四日市駅からも15分ほどかかるので時間が無いんです。 結果、猛ダッシュしかないですよね。 こうして夜の23号線を忍者走りで猛ダッシュして、19:20分頃に大正橋に到着。 残り時間で10分で工場夜景を撮りまくりました。 思う存分写真を撮って、四日市駅から19:48発の亀山行の電車に乗車。 その後、亀山から加茂行の電車に乗ったのですが、不思議なことに気付きました。 乗客の6割が外国人やん...。 大量の外国人が伊賀上野駅手前の新堂駅で下りていくのは本当に謎でした。 こうして加茂駅に21:35に到着。 木津行の電車まで少し時間があったのでトイレで用を足してました。 ここで僕は信じられないハプニングに見舞われたのです...。 小便器の排水能力が低く、用を足していると洗浄の水と尿がどんどん溜まっていくのです。 溢れるんじゃないか思いましたが、何とか溢れず一安心。 安心して振り返ったときに私のウィンドブレーカーのポケットから何かがボチャンと音を立てて落ちました。 振り返ると水たまりと化した小便器に私のスマホが...。 「うわっ!!」と声を出して急いで便器からスマホを取り出してケースごと水洗いしました。 スマホケースに18きっぷも入れていたので全部びちょびちょになりました...。 スマホ尿没事件に衝撃を受けていたら、今度は2in1PCの電源が入りません。 知らないうちに電池が無くなりました...。 さっきまで更新していたこの旅行記の下書きが2in1PCから全て吹き飛びました。(涙) 踏んだり蹴ったりで木津駅に移動し、そこから東西線経由で23:29にJR伊丹まで帰ってきました。 美しい桜を愛でた素晴らしい旅でしたが、家に帰るまでが遠足だということを強く教えられたのでした。 |
青春18きっぷ旅行記'18春 |
4/7(土)、青春18きっぷが使える最後の週末だったので当然ながら旅に出ました。 この春の青春18きっぷ旅は1回目が西の播磨、2&3回目は北の金沢、4回目は東の大垣へ向かいました。 そこで、最後は南の和歌山方面に向かうことにしました。 朝6:44JR伊丹駅を出て、大阪駅で紀州路快速に乗って8:30に和歌山駅に到着。 和歌山駅8:40発の紀勢本線湯浅行に乗り換えて、9:29に最初の目的地湯浅に到着しました。 湯浅と言えば醤油発祥の地として知られており、重伝建地区に指定される街並が魅力です。 駅前から歩いていくと熊野古道が現れます。 ただ皆さんが想像する山の中の石が敷かれた道とかではなくただの細い道です。 古くから道なので車1台が通るのがやっとの区間もありました。 熊野古道を北に歩くと、古そうな建物が段々と現れてきました。 このあたりが重伝建地区に指定されており、岡正から角長までがメインストリートです。 説明が難しいので、とりあえず写真を見て感じ取ってください。 醤油屋さんの角長の裏手には大仙堀と呼ばれる堀があり、この地区のランドマーク的な存在です。 お世辞にも水はきれいじゃないですけどね。 角長の醤油資料館なんかもあり、見学自由なので興味があれば見てみると面白いと思います。 少し路地に入ると甚風呂という元風呂屋さんを改装した民俗資料館がありました。 自由に見学出来るということで入ってみると本当に昔の風呂屋で趣がありました。 ボイラーなんかも展示されていて竹バイクのようなマニアには垂涎の品です。 湯浅観光していたら11時になったので駅前のかどや食堂で昼食を頂きました。 本当は生しらすを食べたかったのですが品切れだったので、さしみ定食+釜揚げしらす丼を頂きました。 釜揚げでこんなに美味しかったら、生はどんなに美味いのだろうと想像を膨らませてしまいました。 お腹を満たして、湯浅駅12:51発の電車で一旦、和歌山駅に戻りました。 12:35に和歌山駅に到着して、和歌山駅を出て駅直結の商業施設MIOへ。 本日、2度目の昼食の和歌山ラーメン@丸美商店。 デブまっしぐらですね。 デブになりたいのかボケて昼飯を食べたことを忘れたのかは想像にお任せします。 2回目の昼食を食べ終えて、本屋で立ち読みして時間を潰してました。 電車の時間が近づいてきたので、和歌山駅から和歌山線の出発ホームへ。 和歌山線はワンマン電車なので改札内に再び改札があるスタイルで18きっぷユーザは無地改札のインターホン呼出が必要です。 13:55発の王寺行の電車に乗り込んで、揺られること1時間半。 15:19に奈良県五條市の大和二見駅に到着しました。 何もない駅ですが、この駅と五條駅の間に重伝建地区に指定されている五條新町があります。 10分くらい歩くと少し古い建物が出てきて、気付けば古い建物ばかりになってました。 五條新町を横切るようにコンクリートの橋が中途半端にかかっている場所がありました。 これは幻の五新鉄道の一部で五條と新宮を結ぶ計画でしたが、太平洋戦争の財政難で頓挫したそうです。 高架下が住居となっており、不思議な感覚の場所でした。 五條新町から少し横道に入ると吉野川(紀の川)に沢山の鯉のぼりが泳いでいました。 端午の節句には少し早いですが、良い景色でした。 重伝建地区はまだまだ続き、どんどん新たな建物が出てきてなかなか進みませんでした。 古い街並が終わらないことに幸せを感じる竹バイクは根っからの街並マニアなんでしょうね。 重伝建地区の他に五條駅の近くにさらにマニアックな見所があります。 まことちゃん人形in楳図かずおハウス。 調べてみると、楳図先生は五條市で育ったんだそうです。 まことちゃん人形とはお別れして、五条駅16:30発の王寺行の電車に乗りました。 王寺に17:26に到着して、大和路快速大阪行に乗り換えて、18分で天王寺駅に到着。 あべのキューズモール近くにあるグリルマルヨシでシナモンクリームコロッケなどが付いた定食を頂きました。 スープとご飯がおかわり自由だったので、大盛を注文したのにさらにおかわりをもらってしまいました。 やっぱりデブまっしぐらですね。 お腹を満たして伊丹に帰ろうかと思ったのですが、何だか心に引っかかるものがあります。 実は近鉄王国の民としてJRばかり使って旅をする罪悪感に苛まれていました。 何とかこの旅でも近鉄様に忠誠心を見せないといけないと思ってしまったのでした。 知らず知らずのうちに私の足は近鉄グループのランドマークタワーあべのハルカスに向かっていました。 ハルカス300展望台のチケット売り場で\1500を払うことで免罪符を得ようとしたわけです。 当日券という免罪符を得て、60階の展望台へ一気に上がりました。 エレベータを出て目の前に広がっていたのは大阪の夜景。 写真を撮らずにはいられないわけですが、ハルカス300は三脚を使っても良いという太っ腹。 カバンからミニ三脚を取り出して光が反射しない柱の陰に隠れてほぼ寝そべりながら撮影しました。 地べたに寝そべるおっさんを子供たちが奇異な眼差しで見てきました。 美しい夜景が撮れたことを近鉄に感謝しながらハルカスを出て、18きっぷを使ってJRで伊丹に帰り、無事に旅を終えたのでした。 最後に、今回の青春18きっぷの5回分の移動をまとめておきます。 JRさん、これからも無駄に沢山電車に乗らせて頂きます。 |
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