富士山

 香港マカオ旅行 2016年03/18-03/21 
(香港編)

3/18(金)、17時のチャイムとともに会社を飛び出し、関西空港へ向かいました。

毎年、春分の日を含んだ3連休は花粉の飛ばないところに逃げることに決めています。

ここ2年は青い海を求めて沖縄本島に逃げていましたが、今年はもう少し遠く香港・マカオまで逃げることにしました。

本当は沖縄の離島に行きたかったのですが、沖縄の離島に行くのは実は高いんです。

それに比べて香港なら片道1万円くらいで行けるので、お手軽海外逃亡が可能です。

19時半頃に関西空港第2ターミナルに到着して、Peachのチェックインを済ませカツ丼を食べてフライトを待ってました 。

雨が降っていましたが、飛行機は定刻21:15に出発しました。

機内は多くのお土産を持った香港人でほぼ満席状態になっており、私の隣も香港人のカップルでした。

心静かに機内で香港の歩き方を読んでいると、急に隣の香港人♂が話かけてきました。

「よかったら香港のことを教えてあげるよ。何がしたい?」と聞いてきました。

「花粉から逃げたい」とは言えなかったので、とりあえず地元民のおすすめ飯を聞いてみました。

片言の英語と漢字の筆談を交えながら、事細かに教えてくれたので助かりました。

なぜか日本語が少し話せたので、どうして日本語が話せるのか聞いてみました。

「Anime!」。(即答)

台湾でも感じましたが、日本文化は精神的に世界を統一しようとしている気がします。

台湾でも香港でも女の子のファッションの指針はCanCamとか日本の雑誌ですしね。

色々、話してみて地球の歩き方には地元民おすすめのエリアの情報は全く載っていないことが判明。

「この本はダメだ」と言わせるクオリティがありますね。(I agree with you!)

そんなこんなで香港国際空港に現地時間25時前に到着。

空港の出口で\3000だけ両替して市街へ向かうことにします。

両替所で\3000渡したら、おばちゃんに「少なすぎるやろ」ってツッコミを入れられました。

別にええやん...。

こんな深夜にどうやって移動するかと思われるかもしれませんが、香港は眠らない街です。

深夜でも大量にバスが走っていて30分毎に運行しているN11に乗ると香港島まで31HK$で行けちゃうんです。

ただ深夜バスは空港周辺の警察等の施設を回って移動するので、結構時間はかかります。

25:20発のバスに乗って、銅鑼湾に到着したのが26時半頃、そこからタクシーを拾ってQuarry bayまで移動しました。

バスが31HKDなのに、タクシーは38HKDもかかってしまいました...。

後から知ったのですが、香港島内も深夜バスが走っているのでそれに乗ったら安かったみたいです。

まぁ、疲れていたから良しとしましょう。

27時前にホテルにチェックインして、先に来ていた相方と部屋で合流して、この日は軽くシャワーを浴びてすぐに就寝。

翌日3/19(土)、8時に起床し、とりあえず朝飯を食べるために、北角まで移動です。

この日の朝食は北角駅の近くにある海皇粥店でお粥を頂きました。

イカ、豚皮、ミンス?の入ったお粥で、ミンスが一体何だったのかは不明ですが美味しかったです。

(後日、調べたらミンスは日本語のミンチで、本来ミンチは英語でminceなのでミンスの方が正しいみたいです)

相方が頼んだのは、肉ボール、魚、かにぽこが入ったお粥...。

んっ?かにぽこ。

かまぼこが完全にかにぽこという謎の物体に名前を変えられていました。

いずれにせよ美味しかったので文句はありません。

その後、北角から少し歩いたところにある春秧街をふらふらしてみました。

ここはトラムが走る道の両サイドに露店が出ており、豚肉を中華包丁で叩き切る音が響く地元の買い物どころといった場所です。

散歩を終えて、北角駅で便利なICカード八達通(オクトパス)を購入し、地下鉄で九龍側の尖沙咀まで移動。

オクトパスは交通ICカードですが、コンビニとかでも使えるので香港では必ず購入すべきアイテムです。

まずは寂しい懐を補充するために香港の両替と言ったらここは外せない重慶大廈へ。

薄暗い怪しげな雰囲気が漂い、入り口付近はインド人が「ニセモノトケイ!」と言って声をかけてきます。

ニセモノって言っちゃうんですね。(笑)

空港なら1万円替えて660HKDくらいのところが、重慶大廈なら692HKDになるんです。

この日のレートが1HKD=14.3円なのでほぼレート通りで両替できちゃう素晴らしい場所です。(日本の空港なら500HKD台)

ここからは8年ぶりの九龍観光の開始です。

まずは九龍側から香港島の高層ビルを眺めに行ってみました。

The 曇天。

高層ビルの頂上部分は、完全に雲に隠れてしまい見ることも叶いません。

この季節の香港は曇りや雨が多いそうですが、前回8年前の3月に訪れた際の晴れの印象が強くてがっかりです。

何はともあれ雰囲気は楽しめたと自分に言い聞かせます。

このあたりには古い時計塔があるということで行ってみました。

現在工事中。

仕方ないので次にブルースリー様の像があるアベニューオブスターズへ行ってみることに...。

完全通行止。

踏んだり蹴ったりですが、諦めて九龍を北上することにしました。

1881年に建てられた建物を利用してブランドが入っている建物があるので行ってみたら変なオブジェを発見。

天使というか真ん中のやつ、完全にオネエやろ。

繁華街を歩いて、目星を付けていたレストランの前まで行ったのですが、どうも日本人をターゲットとしていて高いです。

仕方なく庶民派レストランに移動して鱈腹食べてやりましたよ。

この店では飛行機でおすすめされた排骨菜飯とエビチリなんかを頂きました。

排骨菜飯は甘めに味付けしたポークリブを高菜ご飯に乗せて食べる料理で、脂っこいですがおいしい。

エビチリはエビがぷりぷりで最高です。

香港の物価は日本と同じと考えてもらったら良いので、ご飯を食べると\1000~\2000はかかってしまいます。

腹を満たしてから、都会のオアシス九龍公園で休憩して、さらに北上です。

地元民のマーケットである廟街を抜けて、ヒスイ市場をチラ見。

ヒスイ市場はフリーマーケットのような感じでヒスイが売っているのですが、商魂逞しいので逃げてきました。

その後、天后廟というところに行ってお参りをしたのですが、面白いのが渦巻きの線香がいっぱいあるんです。

絶対に虫が寄って来ないですね。

次に向かったのはMKです。

MKといってもMichel Kleinではなく旺角(モンコック)です。

旺角は香港人曰く心斎橋のようなところで人が非常に多くてゴミゴミしています。

おやつ時だったので、糖堂という店でマンゴーの中国アイスを食べてみました。

マンゴー自体やイクラみたいなマンゴーも付いていて、味もなかなか私のお気に入りです。

糖分補給を終えて、有名なマーケットである女人街へ向かいました。

どんな観光ガイドブックにも載っている女人街はお土産の屋台がいっぱいあるマーケットです。

ここで恒例のスーベニアスプーンをGETするために向かいました。

完全に価格交渉の世界なので半値八掛が基本なので、価格交渉を楽しまないと意味がないです。

おばちゃんが最初は50HKDと言ってきたので、高すぎるといって30HKDくらいまでまけさせます。

そこからそれでもアカンなぁと言って帰るふりをして、最終的に半値八掛の20HKDまでしました。

MISSION COMPLETE!

女人街を楽しんだ後は、少し早めの夕食として点心を食べることにしました。

人気店「点点心点心専門店」に行ってみて、蝦蒸餃子、蟹子焼売、小籠包、腸粉、漢字だけではわからない謎の料理を注文。

謎の料理を期待していたら、パイナップルパンでした。(笑)

意外とこのパンがおすすめらしく、メロンパンのパイナップルバージョンみたいな感じでした。

点心は言わずもがな文句なしで、絶対に日本が勝てないものの一つですね。

腹を満たしてから尖沙咀まで戻って、スターフェリーで香港島に渡りました。

時刻は18時頃で段々日も沈んできたのですが、相変わらず香港島は霞んでいます。

ただ中環のフェリーターミナルから見ると、はっきりと夜景が見れてなかなかきれいでした。

そこから散歩がてらバーが多くある蘭桂坊をぶらり歩いて、この日はホテルに戻りました。

食の豊かな香港で色々満喫して、睡眠不足と食べ疲れで帰ったらあっという間に眠りに就いたのでした。

 香港マカオ旅行 2016年03/18-03/21 
(マカオ編)

3/20(日)、朝8時に起床してゆっくり身支度を整えて9時過ぎにホテルを出発。

今回の旅の目的はあくまでも花粉逃避なので、無理に早起きしたりはしません。

まず朝食は、春秧街の先にある「添好運点心専門店」というミシュランで星を獲得した点心の店へ。

10時開店で9:40に到着してみると既に数人が待っており、我々も並ぶことにしました。

開店時には40名ほどの列になっていたでしょうか、一瞬で店の中はいっぱいです。

ここでも紙に注文する料理の数を記入して待つスタイルです。

謎のボウルとお茶がセットしてあって、地元民らしき人はお椀等に茶を注いでいます。

湯呑以外に茶を注いで何をしているのか?このボウルは何なのか?と疑問が山積。

観察していると、お茶で食器等を洗ってから、ボウルに茶を捨てるシステムらしいです。

全く汚くは見えなかったのですが、こういうのが香港スタイルなんでしょうね。

この店では蝦蒸餃子、焼売、春巻、メロンパンの中にチャーシューが入ったパン、ふんわり黒糖パンなどを注文。

雰囲気かもしれませんが、パンも点心もやっぱり日本のものよりおいしいです。

朝からたっぷり食べて、地下鉄で上環まで移動し、マカオ行きのフェリーターミナルへ。

ターボジェットという高速船に乗れば、香港からマカオまでは1時間程度で移動することが可能です。

チケットを買ったり、香港出国手続きをして12:15発の船でマカオまで移動。

お値段は片道\2500程度するため、座席指定でシートも結構きれいで快適です。

13時半頃、マカオのターミナルを出て、タクシーに乗って中心街まで移動しました。

マカオの通貨はパタカですが、両替する必要はなく、香港ドルがそのまま使えます。

マカオはポルトガル領だったためか、道はおしゃれで街灯には花が飾られています。

そしてマカオはラスベガスを超える世界一のギャンブルの街。

ホテルリスボアが悪の要塞にしか見えない姿で聳え立っています。

まずはセナド広場に行ってみると、大爆音が鳴り響き、西洋のおしゃれな雰囲気が台無しです。

黒い傘を持った集団が広場で座り込みをしており、政府に何か文句を言っているようです。

残念な画にならないように西洋感を出した写真を撮ってみました。

手前に西洋人のお姉さんたちを入れてみたらもうここはポルトガルですよね。

漢字が見える?....私にはそんな文字は見えません。(笑)

冗談抜きでこの広場は人が多くて東洋のゴミゴミした雰囲気と漢字を除けば完全に西洋です。

この後に、カテドラル(大堂)に行ってみると、なんだか禍々しい噴水がありました。

邪悪すぎるやろ。

カテドラルはステンドグラスの美しい教会ですが、観光目的で見るのはやめてくださいということだったので内部の写真はありません。

昼もだいぶ過ぎているので、少し歩いたところにあるポルトガル料理の店「坤記餐室」へ。

気さくなオーナー?が話しかけてきて、「俺、るるぶに載っている」と自慢してきます。

でも素っ気ない香港の雰囲気より気さくな方が100倍良いと感じました。

ここでは、ご飯、牛肉の煮込み、イワシのフライを注文。

骨付きの牛肉はしっかり煮込んであった柔らかく味も染み込んでいて最高です。

イワシは巨大で丸々3匹がマリネとともに提供されて、なかなか骨と内臓を取るのが大変でした。

ただ味は文句なしでこの店はおすすめですね。

昼食の後は黄色い街並が美しいラザロ教会周辺を経て、モンテの砦に向かいました。

砦の中にはたくさんの大砲がセットされており、観光客が思い思いに写真を撮っています。

男なら股間を当てて俺の大砲は大きいだろと言いたくなるようなものですが、そんな下衆な発想は私だけのようでした。

砦の後は、マカオの観光スポットといえば絶対に外せないセントポール大主堂跡です。

先月、さっぽろ雪まつりで見た景色が目の前に現れました。

そんなときに空から大粒の雨が降ってきるという最悪のタイミング。

とりあえず軽く写真を撮ってから、大主堂の地下に入ってみることにしました。

ここの地下には見える形で人骨が納められていて、神聖な雰囲気が漂う場所です。

この骨は日本やベトナムで殉教した人達のものらしいです。

地下から出ると雨が止んでおり、今度はちゃんと写真を撮ろうと思ったのですが、人が多すぎです。

適当に写真を撮ってから、お土産を探しにぶらぶらしました。

マカオスプーンをGETするために店に入ると、スプーンに86パタカの文字が...。

おばちゃんが2割引するよと言うが70なんて高すぎると言って、ここから交渉を楽しみます。

俺はこれと同じ種類のスプーンを20HKDで手に入れたとおばちゃんに言うと、「それは中国価格や」とのこと。

いや、マカオも中国やろ。

結局、40パタカで手を打ったので少し物足りませんが、まぁ良いとしましょう。

そこからギアの要塞へ向かったのですが、あまり案内がなく道に迷いながらやっとのことで到達。

ここからマカオの街を一望して、観光地巡りはこれくらいにして食べ歩き開始です。

中心街の近くの路地にあるカフェナタで名物のエッグタルトを注文すると焼き上がるのが20分後とのこと。

20分後の17:35まで近くの露店で大根と魚ボールが入ったカレー味のおでんを購入して食べてました。

マカオは何かとカレー味にするのが好きみたいですが、めっちゃ美味しいですよ。

その後、熱々のエッグタルトを手に入れて、店前に座って頂くことにしました。

上顎を火傷しました。

何故、熱いとわかっているのに人間は食欲を抑えきれずに食べてしまうのでしょうか。

お腹もある程度満たされたので、2kmほど歩いてフェリーターミナルまで戻り、18:45のチケットを入手。

帰りのターボジェットは上下にめっちゃ揺れてほぼジェットコースター状態。

半分気持ち悪くなりながら、何とか香港に戻ってきて再度入国して軽めの夕食へ。

中環と上環の間くらいにあるワンタンメンが有名な店で京都炸醤撈麺を頂きました。

ジャージャー麺で、結構辛くて刺激的ですが弾力がある伸びる細麺とよく合います。

スープも別に付いてきて、干蝦?の香りが非常に良くうま味を感じる一品でした。

そんなこんなで中環にある世界一長いエスカレータを横目に駅まで戻り、そのままホテルに帰りました。

翌日のフライトは朝9時ということで、23時半には就寝。

3/21(月)、6時半にホテルをチェックアウトしました。

地下鉄からエアポートエクスプレスに乗り換えて、7:15頃に空港に到着。

空港駅のサービスセンターでオクトパスの払い戻しをして、初めての格安航空会社香港エクスプレスにチェックインして、香港とお別れです。

飛行機は定刻9:15に飛び立ち、一路関空まで戻り、再び花粉との戦いが開始されるのでした。

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