鯖の上にも三年　
（神戸市中央区　2024年01月08日）

各線三宮駅から北へ3分ほど、フラワーロードから西へ一本入った路地に面白そうな店を見つけました

「鯖の上にも三年」というラーメン屋で、知らなければ辿り着かなそうな点に惹かれて入りました

店内は厨房を囲むカウンタ9席のみでそれほど広くないですが、清潔感もあり居心地は悪くないです

入口の券売機で食券を購入する方式で、一番スタンダードそうな鯖そば元味900円と名物焼き鯖すしハーフ320円を購入

席に着いて、待つこと5分ほどで注文した2品がサーブされました

鯖そばは茶色い半透明のスープの上に、煮干し、チャーシュー、紫玉ねぎ、水菜、メンマ、鯖節がトッピングされています

早速、レンゲでスープを掬って飲むと、ガツンと魚介系の香りが口の中に広がりました

この鯖そばは厳選した鯖の煮干しと鯖節を煮込んでスープを作っているらしく納得のパンチです

麺は断面が正方形の中太麺で魚介系の麺としては一般的なタイプだと思います

トッピングの中では炙りチャーシューが特徴的で、バラと脂身たっぷりの部位の2種類で香ばしくて麺にぴったりでした

紫玉ねぎの独特の辛みもアクセントになっていて個人的には好きでした

あとは真ん中の煮干しは酸っぱく味付けされていて面白いですが、好き嫌いは分かれるかもしれないです

後半に差し掛かったときに席にある唐辛子と山椒も入れて味変を楽みながら最後まで頂きました

替え玉をしているお客さんもいましたが、ボリューム的には私は一杯でお腹いっぱいになれました

続いて焼き鯖すしハーフも頂いてみました

ハーフは表面を炙った鯖すし3貫に、ガリと青のりの佃煮が添えられています

鯖すしが口に触れた瞬間、鯖の身がふわっとしているのを感じ、噛むと鯖の脂分が染み出します

シャリと鯖の間に明太子と大葉が挟まれており、仄かにですがそれらの風味がプラスされています

名物というだけあって、この焼き鯖すしはお土産に買って帰りたくなる一品でした

鯖が大好きな人には駅からアクセスも良いのでオススメのお店です