皿鉢料理

 貔貅 
(兵庫県伊丹市 2023年12月16日)

阪急伊丹駅から西へ5分ほどの担々麺屋「貔貅(ひきゅう)」でランチを頂きました

貔貅外観

以前は豊悦というハンバーグのお店があった場所で、オープンしてまだ1ヶ月ちょっとの新しいお店です

伊丹くらいの人口規模で担々麺の専門店をオープンするとはなかなか攻めてるなと前を通りがかる度に思っていました

外からは中が窺い知れない構造ですが、1Fはカウンター席、2Fはテーブル席になっているようです

ひとりだったので1席空いていたカウンター席に案内されました

初めてのお店では王道メニューにするのがポリシーなのでランチメニューの先頭に書いてあった担々麺赤850円を注文

あと面白そうなので+590円で水餃子セットを付けてみました

注文を終えて、テーブルに目を落とすと何か注意事項みたいなものが書いてありました

胡麻の擦り方

胡麻の擦り方の説明かなと思っていたら何だか書いてある内容がおかしいぞ...

ごますりとは私利私欲のため他人に気に入られるよう振る舞う行為

こういうところに笑いを求めるの竹バイクは嫌いじゃないですよ

と思っていると胡麻の入ったすり鉢とすりこぎが店員さんから渡されました

すり鉢&すりこぎ

ひとりなので妄想に浸りながら胡麻を擦りました

注文から10分くらいで担々麺と水餃子セットに付いているごはん、サラダ、漬物、杏仁豆腐がやってきました

担々麺セット

中央にメインの担々麺がどっしり構えていて、対角線上に料理が配置される構図が何ともかっこいい

担々麺にクローズしてみるとこんな感じでオレンジのスープの上に肉味噌、チンゲンサイ、パクチーが載っています

担々麺赤

チンゲンサイの上にかかっている粉は痺れ成分を出す中国山椒のパウダーですかね

とりあえず具を適当に混ぜてレンゲでスープを掬って飲んでみると、見た目ほど辛さと痺れはそこまで強くない優しい味でした

但馬地鶏のスープを使っているらしく塩や醤油などの素材にも拘りがあるようです

担々麺にパクチーを入れるイメージはありませんでしたが、想像以上にスープに香りがマッチしていて驚きでした

続いてスープに完全に隠れている麺を引き出してみました

麺

写真では伝わりにくいですが、色は白く太さは極細の縮れ麺です

白っぽい見た目からも加水率が低めなのでコシはそれほどなく、縮れていなければ博多ラーメンの麺が近いように思います

この細い麺にスープ、キノコやたけのこが入った肉みそを絡めながらズルズルと勢い良く頂きました

食べているうちにカプサイシンの効果で汗が止まらなくなり、お盆の上に汗が滴り落ちる始末

もう本当に汗が止まらなくなるので要注意です(笑)

麺のボリュームもそこそこありますが、セットにご飯が付いているので麺を食べ終えた後でスープの中に投入

ご飯inスープ

行儀が良い食べ方ではないですが、美味しいのが正義です

汗が止まらないと言っているのに、躊躇なくスープまで飲み干してしまうのが不思議なところです

ここまでが担々麺の紹介でしたが、セットのメインである水餃子も忘れてはいけません

水餃子

水餃子2個の上にネギとパクチーが添えられていて、予めタレはかけられています

口に入れると水餃子は想像以上に丸々としていて、皮は分厚めでしっかり中の具から旨みが逃げないようにガードしています

皮の中には肉と野菜だけでなくエビまで入っていて、美味しいだけでなく特別な餃子を食べているような気分になれるのでオススメです

最後にデザートとして杏仁豆腐を頂きました

杏仁豆腐

美しい真っ白な杏仁豆腐の上に甘く味付けされたクコの実の赤が映えます

ゼリータイプではなく、口当たりなめらかなもので竹バイクはこちらが好きです

ゆっくり杏仁豆腐を堪能し、ジャスミンティーを飲んで、最後に真っ赤な口の周りと噴き出す汗を拭いて店を後にしました

今回食べた赤以外にも白い担々麺や麻辣担々麺などもあるので再訪したくなるお店です

オススメ度 ★★★★

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