南市 京屋　
（奈良県奈良市　2023年11月23日）

4歳の長男を連れて奈良に鹿を見に行き、昼食はうどんを食べようと約束していました

しかし下調べしていた三条通り近くのうどん屋は長蛇の列で諦めざるを得ません

ただ既に息子の口はうどんになっていて「うどんが食べたい」と言うので人通りが比較的少ないならまち方面に歩いて店を探しました

そこで偶然見つけたのが今回訪れた「南市 京屋」というお店です

店に入ってみると2人なら空いているということで2階の席に案内されました

町家を改装した店のようで、玄関や階段は普通の家に来ているような感じです

畳の部屋にフカフカの座布団が置かれたテーブル席で子供連れでも利用しやすいです

机の上のメニューを見ると、何種類かあるセットメニューには全てうどんが付いています

魚の煮付けが付いた京屋ご膳、天ぷら付きの天ぷらご膳、お造り付きお造りご膳がありましたが、息子チョイスで京屋ご膳\1000を注文

注文時に「お子様用にスプーン等は必要ですか？」と聞いてくれる気遣いもありがたかったです

注文してから10分ほどでお盆に乗せて、鰆の煮付け、温かいうどん、豚しゃぶサラダ、ごはん、漬物が運ばれてきました

うどんにはゆで玉子1/2、刻み揚げ、青ネギ、ワカメとトッピングがたっぷり乗っていて上からは麺が見えません

出汁の色は薄いですが、昆布の出汁が強めで塩分もそこそこ効いているので薄味ではないです

うどん自体はコシがある讃岐タイプではなく、ツルツル柔らかい関西の"おうどん"です

続いて、鰆の煮付けには緑が美しいほうれん草と豆腐が添えられています

煮付けですが味は濃過ぎず、脂が乗った鰆の風味を活かすように調理しているように感じました

パサパサにならず、ご飯にもよく合うので、このご膳で我が子が一番気に入ったのは魚でした

豚しゃぶサラダは豚肉冷しゃぶ3切、レタス、スライス玉ねぎに胡麻ドレッシングがかかっています

特別感は無いですが、豚肉好きの竹バイクにとってはうれしい一品でした

結局、このご膳のうち息子がうどん9割、魚8割、豆腐7割、ご飯5割を食べました

子供が食べないリスクを回避した結果、親の腹が満たされない（笑）

こんなにうちの息子が食べるなら、天丼単品とか頼めばよかったと後で後悔しました

お値段は良心的で、親戚の家に来たような感覚で落ち着いてご飯が食べられたので家族連れにもオススメです