膳途洋々　
（大阪市北区　2023年01月08日）

大阪環状線天満駅から南へ2分ほど中華料理店「膳途洋々」で朝7時からやっている早餐（Chinese Breakfast）を頂きました

駅の近くですが周りに商店などが無い道にポツンと狭い入口があるだけなので知らなければ見逃す確率100%です

北新地にありそうなカウンター席7席のみの小さな店で、女性店主が独りで切り盛りされていました

私が訪れたのは日曜の朝7時半頃でしたが、先客は1名だけでした

ただ隣の2席は予約席になっていたので知る人ぞ知る隠れ家的な店なんでしょうね

朝のメニューは中華粥\400、汁そば\500、朝の麻婆豆腐\400の3種類です

中華粥だけだとお腹が減るかなと思い、麻婆豆腐も一緒に注文してみました

中華粥には定番のトッピングとは別に蒸し鶏、肉そぼろ、海老、温泉玉子の中から1つ選べるので今回は蒸し鶏にしてみました

注文すると直ぐにトッピングの蒸し鶏、ザーサイ、揚げワンタン、刻みネギ、生姜がサーブされます

数分後に真っ白な丸い器に入ったトロトロの中華粥がやってきました

中華粥の中にはホタテの貝柱らしきものが沢山入っており、貝柱の旨味とほんのり塩分が効いたやさしい味付けです

ザーサイの塩分をプラスして食べるのも良いですが、薄く味付された蒸し鶏に薬味のネギと生姜を合わせて食べるのが一番好みでした

後から麻婆豆腐もお粥と同じ器に入ってやってきました

液体成分は少な目で、大きめの木綿豆腐に醤が絡んだたっぷりの挽肉とネギが載っています

口に運ぶと醤のコク、花椒の痺れ、豆腐自体の味、唐辛子の辛みの順に芸術的に変化していきました

料理漫画のセリフかとツッコミを入れられそうですがマジです

これはきっと絶妙な味付けのバランスがなせる技なんだろうなと密かに感動してしまいました

麻婆豆腐を食べたら薄味の粥が分からなくなると思いきや、不思議なことに粥の味はしっかり分かるんです

朝からこんな贅沢な気分を800円で楽しめるなんて幸せでしかないです

土日も朝から営業されているので気分を変えてちょっと変わった朝食が欲しくなったらオススメのお店です