富士山

 道東旅行記 2017年09/16-09/19 
(出発編)

9/16(土)、台風18号が日本列島を縦断しようとしていたので、とりあえず北海道に逃げることにしました。

ユナイテッド航空のマイルでゲットした特典航空券を利用したので、航空券は無料という素晴らしい旅です。

今回で北海道は6度目なので、今まで行ったことがなかった北海道東部「道東」を旅しました。

台風が秋雨前線を刺激して朝から雨が降り続く関西を離れるために15時前に神戸空港へ到着。

神戸空港16:05発の北海道の翼エア・ドゥに搭乗して、一路新千歳空港へ。

エア・ドゥに乗ったのは初めてでしたが、機内サービスでじゃがバタースープがなかなか美味かったです。

とりあえず紙コップが可愛すぎるやろ。

18時過ぎに新千歳空港に到着し、レンタカー会社のクイックレンタカーへ連絡。

北海道のレンタカーは安く、免責保証込みで丸3日借りて\9900でした。

まずはお腹を満たすために千歳市内にあるラーメン店IORIへ行きました。

この店は札幌の名店すみれで修業した店主がやっているということで味噌ラーメンを頂きました。

やっぱり北海道の味噌ラーメンはレベルが違いますね。

お腹をラーメンで温めてから、車に乗り込みこの日の宿がある帯広まで150km移動。

150kmというと大阪-岡山間なのでいかに北海道が広いか分かります。

それはともかく千歳東ICから高速に乗ろうとするとETCレーンが空いていないじゃないですか。

料金所のおじさん「ETCレーンは修理中なのでこれを出口の料金所にETCカードと一緒に出してください」。

ETCの意味ないやん...。

まぁ、料金が安くなるだけでも良しとしましょう。

道東自動車道は片側1車線ですぐに詰まる道なので、スピード狂の方はイライラすること間違いなしです。

安全運転が大好きな竹バイクは「どけや、コラ!」と車の中で叫んでいただけです。

そんなこんなで帯広の歓楽街にあるホテルパコ3に22時頃到着。

こんな夜遅くでも明かり煌々と輝く帯広の街に少し惹かれましたが、ホテルで休んで明日に備えることにしました。

 道東旅行記 2017年09/16-09/19 
(足寄国道編)

9/17(日)、帯広のホテルの窓を開けると朝日が差し込んできました。

関西にいたら台風の影響でひどい天気だっただろうに..。

まずは朝食を購入しに、ホテルの近くにある満寿屋本店にパンを買いに行きました。

カレーパンとあんドーナツを購入してホテルに戻って頂きました。

朝食後、ホテルをチェックアウトして帯広から北へ車を走らせました。

1時間ほど走って到着したのはナイタイ高原牧場というところです。

ナイタイ高原牧場は日本一広い牧場らしいです。

ただここにきて空は厚い雲に覆われて、展望エリアからの眺望はいまいちでした。

眺めは悪くても、展望エリアにあるレストハウスで食べたソフトクリームの味は美味かったです。

牧場に来たらソフトクリームを食べるものだと頭に埋め込まれているせいですかね。

一日中、こんな天気が続いたらどうしようと思っていたのですが、私の日頃の行いが良いせいか直ぐに雲が逃げていきました。

足寄町の市街にある道の駅あしょろ銀河ホール21に到着したときには、晴れ間もありました。

それはさておき足寄はチーズで有名な町なので、道の駅でチーズを購入。

チーズの他に足寄が誇るものが、「松山千春」なんです。

石碑が完全に偉人扱いですから...。(笑)

お腹も減ったので、道の駅の前にあるヒツジ食堂に行ってみると予約でいっぱいとのこと。

ただ直ぐ横にハンバーガー店「Woodybell」を見つけたので迷わず入店。

アメリカンナイズされた店で食べたのは名物の十勝チーズバーガーです。

ゴーダとモッツァレラの2種類のチーズを使用しており、パテも焼き加減も良く最高でした。

足寄で腹を満たしてから、足寄国道を阿寒湖の方へ走らせて最初に到着したのはオンネトーと呼ばれる湖です。

オンネトーブルーと呼ばれる独特の水色が美しく、背後の山々の迫力も凄いです。

オンネトーの後は、マリモで有名な阿寒湖に行きました。

阿寒湖周辺は完全な観光地になっており、アイヌコタンと呼ばれるアイヌの商店街もあります。

ただどこも木彫り製品やエゾシカの角製品ばかりで代り映えしないのであまり魅せられませんでした。

阿寒湖畔は美しいですが、その辺にマリモがいるわけではないようです。

ということでちょっと湖畔を歩いて、もう阿寒湖とはお別れすることにしました。

ここから次に向かうはオホーツク海側の街、網走。

網走と言えば刑務所ですが、この季節ならでは観光名所として能取湖の南にサンゴ草の群生地があります。

9月中旬から10月にかけて湖畔にある植物が真っ赤に色付きます。

ただアップで見てみると芋虫っぽくてあまりかわいくないです。

サンゴ草を見た後は網走の北に位置する能取岬へ行ってみることにしました。

もう17時を過ぎており、沈みゆく太陽と競争しながら岬へ。

岬に到着した頃には太陽は沈んでいましたが、それはそれできれいでした。

こうして観光を終えて網走駅の方へ向かい、回転寿司かに源へ。

ここは回転寿司ながらレーンには寿司は回転しておらず注文を紙に記入して握ってもらうスタイルです。

じゃあ、何で回転しているのかって?

ネタの宣伝だけですよ。(ある意味斬新)

ここでは珍味「蛸まんま」や生ニシン、生ガキなどの寿司ネタとしては珍しい寿司を沢山頂きました。

2人で鱈腹食べて\3500とか計算を間違ってないか心配になるくらいでした。

こうして網走のホテルドーミーインにチェックインしました。

チェックイン後に街並み好きの竹バイクは網走の街を一人で近くを徘徊してみることに。

網走の繁華街を歩いてみた感想を一言で表すと...。

やたらと明るいけど寂れてますね!!

こうして2日目を終えて、明日やってくる台風に怯えながら眠りについたのでした。

 道東旅行記 2017年09/16-09/19 
(網走-釧路編)

9/18(月)、6時頃にホテルのカーテンを開けると外は雨が降っていました。

北海道に台風が近づいているので雨が降るのは止むを得ないわけですが、旅程の変更が必要です。

元々、この日は知床クルーズに行く予定でしたが、船は欠航が決まっており、雨から逃れる手段も無い状態。

とりあえず6時に起きる必要はないので7時半まで二度寝しました。(現実逃避)

それでも何かしないと勿体ないので、朝からホテル内の温泉に入って癒されてました。

朝風呂から上がって、前日コンビニで購入しておいた朝飯を食べて、ゆっくり出発。

特に目的地も決めていなかったのですが、網走=刑務所ということで網走監獄へ。

監獄のイメージは室内ですが、ここは色々な展示があるので想定外に屋外を沢山歩くことになりました。

ここで学んだことは、北海道の開拓は多くの囚人の手によって行われたということ。

来年は北海道150年らしいいですが、150年前まで北海道の人口なんて大したことなかったはずです。

それが今や札幌市だけで天照大神がおられる三重県全体の人口より多いんですから驚くべきことです。

網走監獄の中には裁判所なんかもあり、被告人の部屋なんかもありました。

絶対に人を見た目で判断してるやろ。

たまにツッコミどころがあるくらいが展示は面白いんですよね。(笑)

独居房から脱獄した囚人Sの様子が再現されたりもしています。

結局、網走監獄だけで2時間くらい時間を潰してしましました。

網走監獄を出る頃にはさらに雨が強くなってきていたので、とりあえず車で移動して時間を潰すことにしました。

目的地を弟子屈町の弟子屈ラーメン総本店にして網走から移動を開始。

美幌国道を走っていると段々と風雨が強くなり、美幌峠の頂上付近では霧も出て全く前が見えない状態になりました。

テレビで不要不急の外出は避けるように言っていたのをここにきて納得しました。

何とか事故無く80kmほど離れた弟子屈ラーメン総本店に到着し、美味しい醤油ラーメンを頂きました。

ラーメンを食べたら台風が通過しているかと思いきや、全く変化なし。

仕方ないので、そのままこの日の宿を取っている釧路方面に車を走らせることにしました。

途中、シラルトロ湖の手前あたりから雨粒がフロントガラスに当たらなくなりました。

雨が止んだら観光開始ということで、釧路湿原を見渡せる細岡展望台へ行ってみることにしました。

道のあちこちに風雨で落とされた枝が落ちており慎重に運転する必要がありましたが、何とか展望台へ到着。

展望台から見た釧路湿原は水分を含んだ空気で霞んで何とも幻想的でした。

ちょっと近くを散歩をしたら釧路湿原駅なんかもありました。

この頃には完全に空が青くなって、太陽が燦々と降り注いでいました。

こうして細岡展望台を満喫してから釧路市内のホテルアクシアインにチェックイン。

まだ16時頃だったので、ひとりで釧路の街をぶらぶら散策。

ただ台風の吹き返しの風が凄まじく、歩いていると濡れた葉っぱや砂塵が顔面を襲います。

とりあえず釧路駅の方まで歩を進めてみました。

この日は台風で鉄道はほぼ運休していたので釧路駅前は非常に静かでした。

近くの和商市場に行ってみると名物の勝手丼を食べる人がいましたが、私は鮭とばを購入。

その後、再びホテル周辺に戻り、釧路の歓楽街を歩いてみると思った以上にしっかりしていました。

歓楽街を抜けると川が出てきて、夕日に照らされる釧路の街を静かに見ていました。

こうしてホテルへ戻って一旦休憩して、18時半頃、繁華街にある「炉ばた」という店へ。

この店は炉ばた焼き発祥の店とも言われ、薄暗い店内の中央でおばあちゃんが炭で各焼き物を料理しています。

サンマの新鮮さ、アスパラのジューシーさに感動しながら大満足して店を出ました。

ホテルに帰る前にコンビニで北海道限定のサッポロクラシックを購入してホテルで一杯。

こうして酒と一緒に鮭を堪能して、「さけ」尽くしで一日を終えたのでした。

 道東旅行記 2017年09/16-09/19 
(釧路-帯広編)

9/19(火)、旅行最終日は風も治まり、晴天に恵まれました。

朝7時過ぎに起床し、ホテルをチェックアウトして最初に向かったのは釧路の漁港近くの鮭番屋。

この店は海鮮丼と炉端焼きを楽しめる店で、今回は朝食なので海鮮丼にしました。

ただせっかく来たのだから豪華にウニ、イクラ、鮭、ホタテ、甘えびが入ったスペシャル丼を注文。

信じられないほど甘くて濃厚なウニが大量に入っており、最高でした。

腹を満たして次に向かうは、釧路湿原展望台。

前日は、湿原の東側の細岡展望台から見ましたが、この日は湿原の西側から見ることにします。

展望台では有料で建物の上から湿原を見れるらしいですが、2.5kmの周回コースを歩けば無料で景色を見えれるところに行けます。

守銭奴竹バイクは歩くに決まっているじゃないですか。

周回コースは整備されており、木漏れ日が差し込む森の中の木道を進めば30分くらいでサテライト展望台へ到着。

ここから見渡す釧路湿原はどこかアフリカの大地溝帯を思い出させるくらいの迫力です。

ただサテライト展望台以外には大した見所が無いので、時間が惜しい方はお金を払うのでも良いかと。

こうして1時間の散策を終えて釧路とはお別れです。

次は釧路から2時間かけて、初日の宿があった帯広へ再び向かいます。

目的は帯広名物豚丼を食すことと六花亭本店でお土産を購入すること。

初日に帯広に着いたのは22時頃だったので、もう豚丼屋はやっておらず、帯広名物を食べ損ねていたんです。

こうして13時前に帯広駅付近に到着して、早速、駅の中にある「豚丼のぶたはげ」へ。

ただそこで目にした光景は信じられないほどの長蛇の列...。

一旦、並びましたが時間がかかりそうなので他の豚丼屋を探すことにしました。

駅の北側にあるはげ天、ぱんちょう、ふじ田などに目星を付けて捜索開始。

全てお休みでした...。

ここから駅に戻るのは少し時間がかかるので、先に六花亭本店へ行くことにしました。

外観からして普通のお菓子屋のレベルを超えているのが分かります。

入ってみると知らない六花亭の商品が大量にありどれにしようか目移りしてしまいます。

イートインスペースもあるので本店限定のサクサクと数店舗限定のマルセイアイスサンドを購入して食べました。

コーヒーが無料なのもうれしいです。

私を含め限定という文字に弱い皆さんは是非訪れてみてください。

お菓子で小腹を満たしてからお目当ての豚丼を食べにぶたはげに再度行ってみました。

14時頃だったので1時間前に比べれば人は減っていましたがまだ少し待ちました。

ようやく入店出来たのですが、お弁当も同時並行で作っているらしく出来るのには少々時間がかかりました。

やってきた豚丼の見た目は鰻丼の豚バージョンですが、味は別物です。

美味しく豚丼を食して、車に戻ったら14時50分になっていました。

ここから千歳まで約2時間半なので18時の飛行機はぎりぎりです。

高速道路を爆走しようにも道東道は片側1車線なので直ぐに詰まる有様。

計画がタイト過ぎるのは分かっているのですが、反省という言葉は私の辞書にはありません。

何とか17時ちょうどにレンタカーを急いで帰して、空港に到着し、事なきを得ました。

こうして18時のANA780便で伊丹空港へ向かいました。

ただ飛行機の中でANAの衝撃の事実を知るのです。

ANAさんがミレニアム・ファルコンをお持ちだそうです。

VanillaもPeachもこれを見せられたらANA傘下に下らないわけにはいかないですよね。

帝国の逆襲を受けることなく無事に伊丹空港に到着してこの旅を終えたのでした。

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