富士山

 備讃旅行記 2018年08/09-08/10 
(岡山編)

世間より2日ほど早く夏休みに入ったので、妻と小旅行に出掛けました。

ただ前日の夜に旅行に行くことを決めたので、レンタカーは抑えられませんでした。

しばらく途方に暮れたのですが、青春18きっぷという手を思い付き、早速、みどりの窓口に購入に走りました。

竹バイクの過密計画に妻が耐えられるか一抹の不安を頂きながら...。

今回は2日間の日程で、目的地は岡山&香川です。

8/9(木)、朝6:40伊丹駅発の電車に乗り込み、尼崎で乗り換え西へ。

7:56に姫路駅に到着し、朝食を食べるために一旦途中下車。

姫路駅の北側地下のGRAND FESTAにある喫茶ヤナギでコーヒーと一緒に姫路名物のアーモンドトーストを頂きました。

朝食をゆっくり食べて、駅に戻って9:11の播州赤穂行の電車に乗り込み、途中の相生で岡山行に乗り換え。

黄色い電車に1時間ほど揺られて、10:38に岡山駅に到着。

岡山駅で備中高梁行に乗り換えて、途中の倉敷駅に到着したのは10:57でした。

倉敷駅の改札を出て、アーケードの商店街を抜けて美観地区の方に歩を進めました。

アーケードを抜けた所で阿智神社の案内が目に入ったので神社に寄り道。

神社は丘の上に位置するので、少し高いところから美観地区を望むことが出来ました。

神社正面の階段を下ると、そこは古き良き街並が保存されている美観地区。

気付けば太陽は南中に近付きつつあったのでとりあえずランチしました。

訪れたのは人気の町屋喫茶三宅商店。

庭の見える縁側の席に案内されて風鈴の音を聞きながらカレーとパフェを頂きました。

誰にも邪魔されない空間で食事が出来るのは最高でした。

ランチを終えて、アイビースクエアや倉敷川沿いなどの定番の観光スポットをぶらぶら散策。

ただ倉敷観光自体は3回目か4回目なので、定番スポットは少し見飽きた感は否めませんでした。

加えて空は厚い雲に覆われており、いまいち風景としても美しさに欠けていて残念でした。

倉敷川沿いを歩いていると大原美術館が目の前に現れました。

たまには旅先でゆっくり絵画を鑑賞してみるのも良いだろうと思って入館。

ゴーギャン、ピカソ、モネ、岸田劉生、宗像志功、児島虎次郎などの作品を堪能しました。

何たって竹バイクは芸術に精通していますから。(笑)

館内は写真撮影禁止ですが、敷地内には株分けされたモネの睡蓮などもあったので、写真を撮ってきました。

ゆっくり美術館を楽しんでいたらあっという間に時間が過ぎ去り、土産屋をチラ見しながら倉敷駅に戻りました。

倉敷駅に到着したら16時を過ぎており、16:17発の電車で岡山駅に戻りました。

岡山駅で16:42発のマリンライナーに乗り換え、香川県の高松駅へ向かいました。

児島を過ぎると、電車は瀬戸内海を渡り始めました。

瀬戸内海を挟んでいるからか遠いように感じますが、所要時間1時間足らず17:37に高松駅に到着。

高松駅の駅舎を出て振り返ると想定外のものを目にしました。

駅舎が笑ってやがる...。

香川の独特のセンスに感銘を受けながら、この日の宿がある瓦町方面に歩きました。

高松はアーケードの商店街がしっかり整備されているので、アーケードマニアとしては歩いていて楽しい街です。

記憶が確かであれば、繋がっているアーケードの総延長が日本一だったような気がします。

これを言うと日本一のアーケードの商店街は天神橋筋商店街だと大阪人が怒りそうですが、まぁ落ち着いてください。

川でいうところの長さと流域面積の違いですから!!(分からん)

そんなことを考えながらこの日の宿シティホテルパティオに到着。

無事チェックインを済ませ、部屋に入ったのですが、ここで不思議なものを見つけました。

エレベーター前に誰かがいたら困るんでしょうか。

そういえば部屋の入口の上の部屋番号も光る感じだったなぁ。

少し前まで違う形態のホテルだった可能性をヒシヒシと感じました。

シャワーを浴びて汗を流し、少し休憩の後、夕食に出掛けました。

第1候補の店の前に到着すると、営業日なのにやっていない雰囲気で、入口にこんな張り紙が...。

「身体能力低下に伴い本日8/9はお休みします」

体調不良ではなく、身体能力低下なんですね。(笑)

こうして他の店を探して辿り着いたのが、「骨付鳥 笑」でした。

ここで香川名物の骨付鳥の他、讃岐郷土料理の醤油豆など色々面白いものを頂きました。

お腹を満たして良い感じに酔ってホテルに戻り、翌日の計画もそこそこに眠りについたのでした。

 備讃旅行記 2018年08/09-08/10 
(香川編)

8/10(金)、7時に起床し、身支度を整えて小讃岐うどんツアーに出掛けました。

まずは瓦町駅から東へ10分ほどのところにある手打十段うどんバカ一代へ。

店前に行くと、平日の朝8時だというのに店の中は大繁盛していました。

ただ行列に並ぶほどではなかったので、レジで釜バター(小)を注文しました。

2分ほど待つように言われたので待っているとレジのおばちゃんが番号を言い始めました。

うん?番号なんて言われてないぞ...。(汗)

その後、おばちゃんと言った言わない問題になりかけてちょっとイラっとしました。

最終的におばちゃんに「これ持っていき」と言われて問題解決。

讃岐うどんは店によってスタイルが違うので難しいです。

釜バターは釜玉にバターと胡椒を足したもので味はうどんのカルボナーラでした。

1軒目を終えて、次に目指したのは瓦町駅から西へ10分ほどの官庁街にあるさか枝です。

当然歩くと言ったら、妻に嫌な顔されましたが、引っ張っていきました。

さか枝も朝から繁盛しており、レジでかけうどん(小)を注文。

すると無言でお椀に温かいうどんが入ったものが出されました。

...俺はここからどうしたら良いんだ。

分からないので聞いてみると、目の前のお湯でうどんを10秒くらい茹でて出汁と薬味を入れろとのこと。

讃岐うどんは店によってスタイルが違うので難しいです。(再)

スタイルが分からず恥をかいても、麺も出汁も美味いから許しちゃうんですよね。

こうして小讃岐うどんツアーは2軒で終了。

さか枝の近くにある香川県庁の展望台が平日だけ開いているという情報を得たので行ってみてました。

もの凄くマイナーですが、県庁21階、高さ100mから高松の街を見下ろすことが出来るんです。

曇天でもこういう良い景色が見えるのですが、解放されているのは平日8:30-17:00限定です。

県はうどん以外の香川の魅力にも気付くべきです。

竹バイクのような高いところが好きなBAKAもいるわけですから。

県庁からの眺望を楽しんで、再び徒歩でホテルに戻って少しだけ休憩。

10時にチェックアウトして、高松港に向かいました。

青春18きっぷの旅のはずですが、この日のメイン目的地の豊島(てしま)に高松港からフェリーで向かいます。

10:45発のフェリーは定刻通り出発し、直島を経由して豊島北西にある家浦港に11:35に到着。

豊島は瀬戸内海に浮かぶアートの島で、直島と一緒に行く人も多いようです。

港の前の観光センターでレンタサイクルをしようとしたら全て貸し出し中とのこと。

平日だというのに恐ろしい人気です...。

ただ借りられる場所は何ヶ所かあって、緋田石油というガソリンスタンドで\1000で電動自転車を借りました。

\1300とか\1500とかが一般的な値段だと聞いていたので、少し得した気分です。

高松では曇天だったのに豊島は晴天で、太陽に照らされながら家浦港から島の北東にある唐櫃港の方へ向かいました。

かなりアップダウンがありましたが、電動自転車のパワーは想像以上で楽チンでした。

最初の目的地は地元の食材を使った料理が魅力の島キッチン。

注文を終えて、縁側の席に案内されて、かばんから携帯を取り出そうとしましたとき事件が発生。

...Where is my smartphone?

港で荷物を預けたときに落とした?自転車に乗っていて道の途中で落とした?(汗)

めっちゃ焦りながら妻の電話を借り、港の観光協会に電話して預けた荷物の中に携帯があるか調べてもらいました。

...ありました。(人騒がせな奴)

こうして心がどこかに飛んでいきそうな感じで食事をしたので料理の味は覚えていません。

...というのは嘘で、ベトナム風ソースがかかった魚のフリットはなかなか美味かったです。

食事を終えて、次に向かうは近くにある荒神神社。

小さな神社なのですが、この神社の横には飲める湧き水があるというのできれいかどうか不明ですが水分補給しました。

すぐそばには「空の粒子」という不思議な芸術作品もあります。

似たようなものが前日に訪れた大原美術館で見た気がするのですが...。

このエリアを離れて、坂道を東へ下ると美しい棚田が広がるエリアが現れました。

棚田の反対側にあやしい真っ白な未来シェルターのような豊島美術館がありました。

豊島の一番の観光スポットですが、写真撮影をすることは出来ないので、どのようなものかは行った人しか分かりません。

展示はこのシェルターの中のみで料金は\1540。

これを高いと思うかは人それぞれですが、私はその価値があると思います。

結局、この建物の中で寝そべったりしながら1時間以上いました。

豊島美術館を堪能してから島の東端の唐櫃港付近へ。

この地区で最初に出会ったアートはこれです。

ほぼ妖怪ですよね。

そこから近くの公園に行くと信じられないほどのバスケットゴールがありました。

ボールも備え付けているので体が勝手にバスケをしてしまいました。

こんなにゴールがあるのに悲しいほど入りませんでした。

炎天下の中で3分動いて汗だくになった状態で、スタート地点の家浦港周辺へ。

再び坂を上ったり下りたりしながら家浦港周辺に15:20頃帰ってきました。

緋田石油に自転車を返却して、次に向かったのが豊島横尾館。

怪しげな赤い光が飛び出す建物の中は想像以上にぶっ飛んでました。

ここも撮影禁止なので単語を並べて説明します。

カラフル過ぎる日本庭園、ガラス張りの床の下を泳ぐ鯉、光り輝くトイレ...etc。

ここも行ってみる価値ありなので豊島を訪れる方は是非。

豊島横尾館を出て、フェリーまで少し時間があったので、近くのいちご家という甘味処を訪れました。

ここでイチゴのかき氷とぜいたくスムージーを頂いて、体を冷やしました。

いちごを贅沢に使った面白いものが食せるのでここもフェリーの時間待ちに使える場所です。

こうして家浦港に戻り、16:25発の岡山県宇野港行きのフェリーに乗船。

船は25分ほどで宇野港に到着しました。

直島や豊島だけでなく宇野港もアートの島らしく、色々変な部分がありました。

こうして17時頃になって、ようやく宇野駅でこの日の18きっぷの使用開始です。

17:06発の岡山行の列車に乗り込み、岡山駅に18時頃到着。

岡山駅で途中下車して、ネットの世界では有名な大都会岡山を見に行きました。

知らない人はgoogleで「大都会岡山」で画像検索してね。(笑)

...私はネットの情報に踊らされていたことを悟りました。

岡山駅前の路面電車乗り場に行くと、「ビアガー電」なるイベントがやっていました。

路面電車で酒を飲みまくるということですが、電車に乗ってまで酒飲まなくても...。

我々は東山線で県庁前駅まで行き、岡山では有名らしいとりそば太田で夕食を頂きました。

食事を終えて、この日計画していたイベントは全て終了。

再び路面電車に乗って岡山駅まで戻り、19:17発の姫路行に乗り込みました。

ただ特急待ちで遅れたため、姫路での新快速乗り継ぎが出来なくなり、途中の網干で下車。

網干駅始発の新快速米原行に乗って、尼崎駅まで行き、宝塚線に乗り換えて伊丹駅に22時頃戻ってきました。

こうして無事に初めての夫婦青春18きっぷ旅を終えたのでした。

最後に今回使用した青春18きっぷの移動区間と料金をまとめておきます。

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