富士山

 備北旅行記 2019年10/12-10/13 
(高梁&新見編)

10/11(金)19時頃、仕事をしていると三重県志摩市の宿から電話がかかってきました。

「明日台風がやってきますが、本当に来られるんですか?」

実は竹バイクは10/12(土)から2日間の予定で伊勢志摩に家族旅行の予定だったのです。

ただ、10/12に巨大な台風19号が志摩半島をかすめて関東方面に直撃予定。

無謀な竹バイクは台風に突っ込んで行くつもりでしたが、結局、宿の方に説得されてキャンセル。

台風のせいで計画が全て台無しになりましたが、竹バイクは転んでもただでは起きません。

家に帰り、妻に計画変更を告げました。

台風から離れる西側に行くしかないのですが、赤ちゃんを連れた旅なので制約があり、なかなか宿が見つかりません。

何とか岡山県の新見市に和室のある宿を見つけ、目的地は岡山県北西部と広島県北東部に決定。

24時過ぎまで計画を立ててミッションコンプリート。

仕事もこれくらい本気でスピーディにやれれば良いのになぁ。(笑)

10/12(土)、台風の影響で雨が降る中、8時に伊丹で車を借りました。

車を家の前に停め、雨の中、ベビーカーなど大量の荷物を積み込んだので、出発時点で竹バイクはびしょ濡れです。

山陽道を走り、岡山県に入ると、厚い雲は無くなり、フロントガラスに打ち付ける雨音が消えました。

流石、晴れの国岡山ですね。

岡山道賀陽ICで高速を降りて、国道484号を経て12時頃に高梁市の市街地へ到着。

まずは腹を満たしに、謎のインディアン焼きそばを食しに「五万石」という店へ行ってみました。

「台風のため本日はお休み致します」

こんなところにまで台風の影響が出ているとは...。

仕方ないので紺屋川美観地区の観光駐車場に車を停めて、駐車場の横にあるそば屋「方谷庵」へ。

座敷があったので子供を横に置いて、十割そばを頂きました。

食事を終え、ベビーカーを押して紺屋川美観地区の観光開始。

重伝建地区には指定されていませんが、各所に古い建物が残っています。

高梁基督教会堂という現存する日本で2番目に古いプロテスタントの教会堂もあります。

説明看板を読むと、現存する一番古いものは同志社のチャペルらしいです。

母校ですが、全く知りませんでした。(笑)

紺屋川美観地区の散策を終えて、次に向かったのは備中松山城です。

車で10分ほどで駐車場に着いたのですが、城は全く見えません。

山城を登るのは大変そう&子供が寝ているということで妻に子守りを任せて一人で行くことにしました。

20分ほどで行って戻ってくるつもりでしたが、想定外の事実を告げられました。

今いる駐車場から最寄りのふいご峠駐車場までバスに乗って5分、そこから徒歩15分で天守だそうです。

日本一標高の高い場所にある備中松山城を甘く見過ぎていました。

でも竹バイクは家族を放置して登山を始めてしまったんですね。

魔が差してしまったんだ...今では反省している。

ふいご峠から山道を登ると、眼下に高梁の街が見渡せました。

息を切らして天守まで走ると8分で到着。

備中松山城は現存12天守のひとつなので、城好きの人間なら絶対行きたい場所です。

ただ、最も高い場所にある最も低い天守なんです。

\500払って天守に登ってもきれいな景色は見えませんでした。

マニア垂涎の城を堪能して、再びダッシュで山を下り、ふいご峠駐車場に到着。

15分に1本しかバスは来ないので、駐車場で待たされることになり、このタイミングで妻の怒る顔が脳裏をよぎりました。

結局、バスに乗って最初に駐車場に戻ると1時間が経過していました。

...めっちゃ謝りました。

何とか大事に至らず、次の目的地である吹屋地区を目指しました。

吹屋地区は同じ高梁市にありますが、距離は20kmほど離れています。

吹屋は重伝建地区に指定されるベンガラと石州瓦の赤褐色の街並が有名です。

15時半頃に吹屋地区に到着したのですが、駐車場に車はほとんど停まっておらず、街は閑散としていました。(台風のせい?)

街と言っても1本の通りだけなので、街並マニアくらいしか行かないのかもしれません。

そんな吹屋地区には吹屋小学校の木造校舎が残っているとのことで行ってみました。

2012年3月の閉校までは現役で使用される日本最古の小学校校舎だったそうで期待に胸膨らませて歩を進めました。

工事中...。(涙)

小学校が見れなかったのは残念ですが、吹屋の街並だけでも個人的には満足です。

30分足らずで吹屋を後にして、この日の宿がある新見市街のグランドホテルみよしへ移動。

16時半には宿に到着して、既に布団が敷かれた和室に寝転んで休憩。

我が子も楽しそうに布団の上をコロコロ転がっていたので親として一安心。

テレビをつけると、台風で決壊しそうな各地の河川の映像などが流れていました。

しばらく見ていると伊勢市の一部が浸水している映像が流れました。

...伊勢志摩に行かなくて良かった。

キャンセル料が勿体ないからといって危険を冒そうとした自分を恥じました。

まぁ、恥じたのは5秒くらいですけどね。

宿の夕食は付けていなかったので、18時になる前に少し早めの夕食に出掛けました。

宿から徒歩5分ほどのショッピングタウンプラザにあるレストラン「いんでいら」へ。

岡山名物えびめしにハンバーグ、サラダが付いたワンプレートを頂きました。

えびめしはソースで味付けした小えび入り焼飯ですが、B級グルメっぽいですがなかなかこれが美味かったです。

店員さんも赤ん坊に優しく接してくれて、子供を連れて行っても全然問題なかったです。

夕食を食べ終えてこの日のプランはすべてコンプリート。

宿には家族風呂があり、いつもと違う大きな風呂に子供を入れたらやたらと喜んでました。

風呂から上がって20時くらいには子供が寝る時間なので部屋は消灯。

私も21時くらいには眠りについて備北旅行1日目を無事終えたのでした。

 備北旅行記 2019年10/12-10/13 
(庄原編)

10/13(日)、たっぷり眠って朝7時頃起床。

まずは朝食を買いにホテルの近くにあるキムラヤ新見駅前店へ。

キムラヤは岡山県内に多数の店舗を有するパン屋さんです。

パンとジュースを購入してホテルに戻る途中でふと道路に目を落としました。

「出会頭!」という斬新な注意喚起。

宿に戻ってバナナクリームロールなど食して、ゆっくりしていたらいつのまにか9時。

「竹バイクの旅=強行スケジュール」でしたが、子供連れなので急ぎません。

宿を出発して、新見ICから中国道に乗り、この日の最初の目的地帝釈峡を目指しました。

10時頃、帝釈峡の駐車場に到着したのですが、ここで問題発生。

我が子が大量のウ〇チ!!

オムツから漏れて服が汚れて全着替えが必要になりましたが、車が汚れなかったのは不幸中の幸い。

いや、ウ〇チをすることは健康の証なので不幸でもなんでもないです。

色々処理して、帝釈峡観光をスタート。

メイン観光スポットの雄橋まではベビーカーを押して行けます。

ただ舗装されているわけではないので、小石を踏みながらガタガタ道を進むことになります。

途中、鬼の唐門や鬼の供養塔などのちょっとしたスポットがあります。

こうしてスタートから30分弱で雄橋に到着。

この橋は石灰岩が削られて出来たもので、世界有数の大きさを誇るようです。

私たちが到着したときは全然人がいなかったので、邪魔者無しで写真撮り放題でした。

雄橋の迫力に満足して、駐車場まで再び来た道を戻りました。

帝釈峡のついでに帝釈川が繋がる神龍湖も見に行きました。

シェンロン(神龍)に願い事を一つ叶えて欲しくて...。

行ってみるとシェンロンどころか人の姿もほぼ無く、写真だけ撮って次へ。

この辺りには飯屋が少ないので、次の目的地がある庄原市内へ移動。

国道183号沿いのうどん店「ゆず」に到着したのは13時頃になっており、もうお腹はペコペコ。

山玉ぶっかけとなば汁うどんを注文し、透明感のある絶品うどんを頂きました。

因みに「なば」というのはこの辺りの方言で「キノコ」のことです。

食事を終えて、この旅最後の目的地である国営備北丘陵公園へ行きました。

この日は無料入園日ということで駐車場も入園料もタダでした。(ラッキー)

非常に大きな公園なので第5駐車場から入ると、入り口付近でキノコイベントをしていました。

近づいてみるとマイクが爆音で我が子が号泣。

今までこんなに大きな音を聞いたことがなかったので怖かったのでしょうか。

逃げるように移動して、美しい季節の花が咲く花の広場を目指しました。

吊り橋や子供が遊べる広場などもあり、親子連れが非常に多かったです。

途中の建物にはおむつ替えスペースや授乳スペースなどもあり、赤ちゃんがいても安心です。

こうして花の広場に到着すると満開のコスモスとケイトウが咲き乱れていました。

その後、花を愛でたらお腹が減ってジェラートなんかを食べてゆっくり過ごしました。

気付けば時刻は16時前になっていたので、帰宅があまり遅くならないように出発。

18時半頃に勝央SAで「せご丼」なる豚丼のような一品を食べたときには我が子のご機嫌は斜め。

急いでご飯を食べ終えて、車で授乳等しましたが、なかなか機嫌は直りません。

ここから伊丹に到着する21時頃まで2時間ほど妻がずっと歌であやして何とかご機嫌ラインが落ちないよう保ってくれました。

こんな大変なこともありますが、赤ちゃん連れでも意外と楽しめるんだと分かった旅でした。

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