富士山

 奄美旅行記 2017年02/10-02/12 
(ドライブ編)

2/10(金)から3連休だったので旅に出ました。

また寂しい一人旅ですけどね。(笑)

昨年の2月の3連休は札幌雪祭りに行ったので、今年は反対方向の奄美大島へ向かいます。

今回はアメリカン航空で貯めたマイルを使ったのでフライトは無料です。(本当の旅の理由)

伊丹空港のチェックインカウンターでアメリカン航空からのメールを見せてチケットをゲット。

9:30発JAL2465便に搭乗し、一路奄美大島へ。

座席の前ポケットに無料wifiキャンペーンの案内があったので早速使ってみました。

gogoflightというもので、ネットの他、こんな感じでバラエティとかも見放題。

前面モニタが無い国内線ではこのような機能はうれしいですね。

奄美空港付近が強風のため伊丹に引き返す恐れがあるという恐怖のアナウンスもありましたが、何とか到着。

空港のセキュリティエリアから出ると大量のお迎えが待っていました。

何故か見ず知らずのおじさんから奄美大島名物のタンカンを頂きました。

レンタカーを借りるので駐車場で送迎を待っていると、急に横殴りの雨。

どうも奄美は私のことを快く思っていないようです。

マイクロバスで空港の目の前にある奄美レンタカー空港店に行き、支払った値段は丸2日で\5000。

...価格破壊過ぎる。

型落ちの車とはいえナビも付いているし、何の問題もありませんでした。

まずは腹ごしらえに、空港から北西方向に数km走ったところにある「みなとや」へ。

奄美と言えば鶏飯ですが、この店はその中でも元祖を名乗っている有名店です。

迷うことなく鶏飯\1000を注文しました。

具沢山の出汁茶漬けといった感じで鶏の旨みがこれでもかと出ていて美味でした。

お腹も満たした後は、空港の北にある「あやまる岬」に向かいました。

ここは奄美北部のきれいな海が一望できる絶景ポイントです。

ただ遮るものが何もない岬は風が尋常じゃないです。

この日は常時風が吹き荒れて、10分おきくらいに雨が降ったりやんだりを繰り返す天気でした。

海辺にも近寄ってみましたが、南の島の穏やかな海はどこにもありませんでした。

近くの土盛海岸にも行き、雨が止んだのを見計らって少しだけ散策。

雲の流れも異常に早いので、流れ見て太陽が出そうか予測して動くという空に合わせた行動パターン。

今回は予定を詰め込んでいないので、自由きままに車を停めて写真が撮れる余裕のある旅です。

サトウキビ畑なんかを見ると、沖縄と錯覚してしまいますよね。

その後、空港の南側へ移動して、奄美パークに行きました。

ここは大きなドーム型の施設や巨大展望台なんかがあって、田舎には欠かせないTHE箱物です。

展望台は無料で登れるので、高いところが好きな竹バイクが行かないはずないですよね。

展望台から戻る途中に急に大粒の雨が降ってきたのでダッシュで車内へ。

音が変だなと思ったら、降っていたのは霰(あられ)でした。

今シーズン最強の寒波が本土を襲っているのから逃れて奄美に来たのに、氷が降るとはなんとも...。

奄美パークはこれくらいにして、次の目的地は20kmほど離れた奄美大島の中心名瀬です。

市街地の適当なところに車を駐車して、おがみ山に登ります。

この山からは名瀬の市街地が一望できるんです。

コンパクトな市街地に建物が犇めき合っており、想像以上に名瀬は都会でした。

次の日に出会ったおばちゃんは四畳半の街と言ってました。(的確な表現)

その後、時間もあるので大和村の方まで車を走らせてみたのですが、天気が悪化。

もう霰がデフォで風で車の扉もなかなか開かないレベルです。

本当は宮古崎で笹と海の絶景を眺めようと思ったのですが、そんなこと出来るレベルじゃなかったです。

名瀬に戻る途中で再び晴れてきたので大浜海浜公園に立ち寄りました。

雲の切れ間から海に光が差し込み幻想的でした。

車で名瀬市街地に戻る直前に、二重の虹が見えたりしてラッキーなこともありました。

こうして17時過ぎにこの日の宿、奄美サンプラザホテルチェックイン。

晩御飯は何を食べようか地図を探していると面白い名前の店を発見。

「架空食堂kurau」

行ってみるとおしゃれなバルで、架空ではなく実在していました。

この店では奄美の豚「あかりんとん」のソーセージを食べたりしていました。

クスクスとかも頂きましたが、どれも一工夫がなされていて良い店です。

奄美の歓楽街「屋仁川通り」はこんな感じでネオンがちゃんと光っています。

どこかの名ばかり県庁所在地「津」と比較しても、名瀬は元気です。

ホテルの大浴場が20時までしか男は使えないというので急いでホテルに戻って大浴場へ。

ほぼ一人でデカい風呂を独占して、この日の疲れをリフレッシュ。

ホテルのWifiはフロントで無線ルーターを借りれば、部屋の中でも出来るので快適でした。

翌日はアクティビティーが盛り沢山なので、天気が改善してくれることだけを願って眠りについたのでした。

 奄美旅行記 2017年02/10-02/12 
(アクティビティー編)

2/11(土)、朝7時に起床し、朝飯を食べに外出します。

早朝の名瀬の街を散策してみると、アーケードの商店街もありました。

街を散歩してから、お目当ての店「SANDWICH CAFE 奄美」に入店し、サンドイッチとカフェラテを注文。

パンがふわふわで美味しいサンドイッチでした。

適度にお腹も満たされて店を出ると、今日も雨が降っているじゃないですか...。

この日も前日と同じように雨が数十分おきに降ったり止んだりする天気でした。

ホテルに戻り身支度を整え、8:40にチェックアウトし、近くの観光ネットワーク奄美へ。

この店に車を預かってもらい金作原原生林ツアーにバンで向かいます。

金作原はマイカーでもいけないことは無いですが、道が険しいのでツアーがベターです。

というよりレンタカーのダッシュボードに禁煙と同じ感じで「金作原に行くな」と書いてました。

ガイドさんは奄美について非常に詳しく奄美の地理について教えてもらいました。

今の名瀬の街は元々埋立地で、そこに建つ2階建ての家々は新しいものらしいです。

元々の奄美の家は平屋建てで隣家と密集しており、十字路が無いのが特徴らしいです。

理由は台風の強い風を避けるためらしいです。

金作原は名瀬から車で40分程度ですが、つい数十年前までは地元でも知られていない存在だったそうです。

奄美の人はハブに噛まれる危険、遭難する危険から山には入らなったそうです。

ハブの毒は神経毒ではなく、たんぱく質を溶かすものなので噛まれたら...。

想像するだけで恐ろしい...。

奄美の人々が海の近くに密集して暮らしているのは台風とハブのせいというわけです。

金作原といえば巨大なシダ植物のヒカゲヘゴです。

これらの植物が森に蓋をするように生い茂っています。

無理に植林された杉、松などはここでは生きていけず、淘汰されていくそうです。

ここの植物は硬い赤土の土壌に根を張るのが難しいので、根が地面の上に出ています。

写真はオキナワウラジロガシという樹齢200年程度の木ですが、板状根がすごいです。

この森にはアマミナンテンショウなどの奄美大島独特の植物もあります。

奄美の森には植物だけでなく、変わった動物もいます。

ルリカケスの鳴き声は聞こえたものの、その姿を捉えることが出来なかったのは残念でした。

森を十分満喫して、バンで名瀬に戻ると正午になっていたので昼食を食べに移動です。

名瀬から国道58号で東に10km程度のところにある「島とうふ屋」です。

ここで塩豚の煮物\900を注文したら信じられないほどの料理が出てきました。

これだけあって\900ってのは完全な価格崩壊です。

味も良くボリュームもあるという素晴らしい店でした。

食事を終えて13時、16時から住用町でマングローブカヤックを予約していたのでとりあえず移動。

南西に1時間程度、マングローブカヤックが出来る道の駅に到着したのは14時前。

さらに遠くに行ってもすることが無いのでお土産を買ったり、車で準備&休憩をしてました。

14時半になって流石に暇過ぎるのでとりあえず有料エリアに入場して、リュウキュウアユとかを観察していました。

園内には緋寒桜が咲いており、なかなかきれいでした。

展望台もあるので登ってみると、マングローブの森を一望できました。

ようやく15:40に受付を終えて、16時からカヤックスタートです。

パドルを持って説明を受けていると大粒の雨が降り始めました。

嫌がらせですか?

カヤックは沖縄やモーリシャスで体験しているので慣れたもんです。

カヤックで進んでいると晴れ間が出てきました。

でもこのマングローブカヤックのメインであるマングローブのトンネルに入った瞬間、再び雨。

嫌がらせですか?(part2)

こうしてマングローブのトンネルを抜けたら再び晴れてきて虹が現れました。

色々ありましたけど、楽しかったのでカヤックは\2000払ってもやる価値ありです。

1時間カヤックを楽しんで17時を過ぎたので、夕食はとるために再び移動です。

名瀬を通り過ぎて、龍郷町にある漁師さんが営む漁師料理の店「番屋」へ。

ここでさしみ丼+伊勢えび味噌汁\1860を頂きました。

これだけデカくて美味い伊勢えびが\1000で食べられるのは最高です。

価格破壊万歳です。

お腹を満たして、この日の宿ホテルカレッタへ。

美しい青緑を基調にしたホテルでツインの部屋を一人で優雅に使いました。

19時半時点で早くもこの日の計画は全て終了し、風呂&テレビ&ネットサーフィン。

これぞまさに悠々自適の生活です。

 奄美旅行記 2017年02/10-02/12 
(おまけ編)

2/12(日)、この日は正午過ぎの便で伊丹に帰るだけですが、何もせずにボーっと出来ない性格なんです。

朝7時半に起床して、窓の外を見ると雲はあるものの太陽は輝いていました。

雨雲が通る度に小雨が降るのは変わりませんが、前の2日間に比べると風も弱く断然良いです。

8時過ぎにホテルでビュッフェ形式の朝食を頂きました。

そして朝飯第二弾。

どんだけ朝飯食うねん。

本当にお腹いっぱいになってからチェックアウトし、少しだけ観光。

前日に夕飯を食べた龍郷町方面に車を走らせ、途中から山の中に入っていきます。

山の中を5kmほど走って到着したのは、奄美自然観察の森。

ここの展望デッキからは眼下に龍郷町の町、遠くには奄美クレーターも見えます。

ハブにビビりながら森の中を散策しているとカラスのような独特の鳴き声が聞こえました。

なんと数メートル先の木の枝にルリカケスが止まっているじゃないですか。

カメラに収めようとしましたがじっとしていないので撮れたのはピンぼけのみ。(左下の枝)

この自然観察の森周辺では緋寒桜が満開で一足早く春を感じていました。

因みに緋寒桜は山の上の方から咲いていくそうです。

自然公園を出たら10時前になっていたので山を下って空港方面へ。

途中奄美パークに立ち寄って鶏飯をお土産に購入してレンタカー屋に戻りました。

車を返して、奄美空港でチェックインを済ませ、11時に早めの昼食。

朝飯を食べ過ぎてあんまりお腹減ってませんけどね。

鶏飯ラーメンなるものを空港1Fのゆてぃもーれテラスで頂きました。

ご飯を食べて店の外に出ると、謎のカメがいることに気付きました。

ジェット機の部品で作ったカメ...溶接痕が痛々しいです。

こうしてJAL2465便に搭乗し、無事定刻12:05に離陸。

1時間半弱で伊丹空港へ到着し、バスに乗って家に帰ったのは14時と奄美空港から2時間しかかかりませんでした。

これだけすぐに帰れるのなら、もっと関西から行く人が増えてもよさそうなものです。

カヤックのガイドさんが言ってましたが、今年の春からは関空からバニラエアが奄美に飛ぶそうです。

バニラの東京便が出来て観光客が増えたそうなので、今後はさらに奄美大島を訪れる人が増えそうです。

人が来過ぎると忙しくなるのであんまりガイドさんは喜んでませんでしたけどね。

何はともあれ奄美大島は色々楽しくて飯も美味くて安いので、これから旅を計画される人にはオススメですね。

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